あの世でお前に好きだと言える【単行本版(特典付き)】
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あの世でお前に好きだと言える【単行本版(特典付き)】

つきづきよし

泣きました

ネタバレ
2020年11月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 衝撃的なシーンから始まり、一気に引き込まれました。タイムスリップものか?と思いきや、死ぬか生きるかの瀬戸際で、潜在的に後悔してる時間をやり直す夢を見るなんて…それだけ岳のことが大好きだったってことですよね。目が覚めて"夢"だったと分かったとき、国巳は少なからず落胆したと思います。でも、この"夢"で改めて岳と出会わなければもっと絶望していたと思います。ただ「あぁ、生きながらえてしまった」と呆然とし、もちろん一歩踏み出す勇気も出ず…そう考えると、岳と国巳が互いを思う気持ちが見せてくれた、背中を押してくれる大切な"夢"でした。国巳が強く前に進んだこと、岳が一途な気持ちを貫きずっとずっと待っていたこと…台詞のない数コマから分かる国巳が歩んできたつらい時間を考えると涙が出てきました。もう少しページ数を増やしてその後の2人が見てみたいなと思ったので☆4にしましたが、短いながら大満足の内容でした。
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