君死ニタマフ事ナカレ
」のレビュー

君死ニタマフ事ナカレ

ヨコオタロウ/森山大輔/倉花千夏

わたしはすき

2020年11月6日
いろいろ意見はあるし、最初の始まり方はデスゲーム系のあるある、グロ、いきなりすぎる展開が続いて置いてきぼりになるけど、主人公であるクロイ、ヒロインのマシロ、キーパーソンのアサギを重点に絞って読むとある程度楽しめる。
たまに顔芸する、セリフ細工が多いけど、全体的に絵は綺麗だし、あまり崩れない。
クロイはアサギのように、顔面良いキャラかと思ったら初っ端から顔芸して笑ったけども。
段々、マシロも顔芸要員に...。
人には勧めづらいかもだけど、まあまあまとまり良く終わっててちょっと読みたい人向け。
物足りないところはもっと学生らしいところを見たかった。
過剰だったのは敵サイドの諸外国たちが出過ぎ。
誰が誰やら、となるが、まあ顔付きが濃い人達に関してはあんまり覚える必要もなし。
学校対ナントカ、と思ってればまあ付いていける。
三輪さん感あるなあと思ってたらやっぱり絡んでるのか!とつい全巻買ったわ。
そのほかのキャラが好きだとちょっと悲しいことになる場合も多い......。
1巻の雰囲気とは打って変わって、2巻以降は学校に帰還し、各キャラに感情移入がしやすい描写も入ってくるので、愛着も湧きやすい。
マシロははじめただの可愛い女の子なだけにそのあとの形態には好みが分かれると思うけど...。
クロイは逆に最初の狂ってる感が好みだと、後々うーんとなるかも。
だけど、この二人の関係性を追うだけでも、読む価値はあるし、最後まで読んでほしい。
欲を言えばこの二人が主役なので、掘り下げる展開をもう少し丁寧にやってほしかった。
過去話や二人の正気での絡みが少なく、学校に戻ってからもう少しいちゃついてほしかった...、アサギ先生との三人の絡みも、もっとみたかったし、その方がのちの展開にも効いたのになあ、とおしい。
なぜか最初から黒幕のような校長も、知っていくうちに好きになれるし、いきなり現れる白髪のロシア人の子たちも贅沢に話数を使われてる方なので根気よく読んで。
駆け足だったしちょっと打ち切り?とまでは言わないけど畳み方が急展開だったかな、というところはあるけど、最初からバンバン人が死んで、登場人物たちにもフラグが立ちまくってたわりにはいい終わり方かな、と思った。
無料版で気になって、絵やキャラに惹かれたら、最終巻まで読んでみてほしい。
ラストの絵も綺麗だし、後味はなんとなく良いから、わたしは好きな漫画でした。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!