このレビューはネタバレを含みます▼
待望の2巻！長い…長かった…。でも読み進めると、ホントにあっという間…。
フィーとアポロが次第に心を通わせていく様子が、本当に少しずつ丁寧に描かれていて、フィーの生い立ちも明らかになる中、何やら不穏な影が…。
たった一冊に緩急織り交ぜてストーリーが構成されつつ、作者様の丁寧なしごとぶり。登場人物が生き生きと描かれていて、肉体美はもちろんですが、ふとした何気ない表情や言葉に出さない気持ちが絵から伝わってきて、もう…。読み終わったあとの高揚感と焦燥感、虚無感。なんとも言い難い。
次巻まで待ちきれませんが、なんとか生き延びて見届ける所存です。
【追記】
単話をなんとか我慢して、やっと3巻購入しました。いや、読者が望んでいたであろう展開のはずなのに、分かっていたはずなのに、どうしてここまで胸が高鳴るのか…。フィーとアポロのそれぞれの心情が丁寧に描かれていて、どちらの気持ちにも寄り添ってしまう話の運び方と描写。それを可能にするのは、やはり座裏屋蘭丸先生の画力があってこそなのでしょう。はぁ…、生きてて良かった。
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