狼は花の馨り
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狼は花の馨り

りゆま加奈

自己中心すぎる

ネタバレ
2020年11月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全巻最初にまとめて買っちゃったんですが、かなり後悔してます。今までBL買ってこんな気持ちになったことないです。
ただ、低評価みてると私と同じ感想の方が多くて安心しました。

とりあえず、主人公カップルが自己中心すぎてかなりイライラします。結婚してるのに旦那に「自分のこと嫁扱いしてくれなかったよね。好きな人とさっきエッチしてきたから!この人のこと好きだから悪いけど見逃してくれよな!」なんて交渉するところは呆れました。イルの記憶が無くなったときに、トグトにしっかり向き合って自分にとってなにをすることが成長なのか考えて、そこからトグトと上手くいくように少しでも行動していたなら良かったですが。トグトにも向き合わず、自分のせいで左遷され記憶まで失った人を思い続けるなんて自己中心的で呆れます。
物語内で何も成長せず、泣きながらイルが好きとずっと読者に訴えてる感じです。
イルもイルで、思考回路がこどもすぎます。あくまでも自分の好きな人は自分が従う国の皇子の嫁ですよ?身の程知らずという言葉がしっくり来ます。

わたしも読み物としては位の違う同士での恋愛とか大好きなんですが、この物語の主人公カップルは大した試練を乗り越えずくっついて周りを混乱させるところが本当にイライライライラしました。
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