このレビューはネタバレを含みます▼
いつか天の御使いが現れて祝福を授けてくれることを夢見て、厳しい戒律を守り、主のために殺したくないものを殺し、愛したくないものを愛してきた聖騎士シグレ。ある夜、聖堂で出会った呪われた蛇の末裔キリエを天の御使いと見間違え強く惹かれていきます。呪われた蛇に欲情したことにシグレは混乱し、神への信仰は揺らぎ、悪魔の囁きによってキリエと共に地獄に堕ちることを望むのですが、キリエは神を信じているとシグレに告げます。何度か読んでいるのですが、この作品を正しく理解できているのかわかりません。ただ2巻の後半辺りからとめどなく涙があふれてきます。シグレとキリエの献身に胸が打たれます。心の平穏と愛を分かち合うためにめぐりあわされたのでしょうか。2人が真に尊く美しく見えました。1巻 2018年11月 総180ページ 2巻 2020年5月 総183ページ 修正は白抜き。