このレビューはネタバレを含みます▼
強さに憧れるお馬鹿ヤンキー桃壱が、クラスメイトの塁の吸血シーンを目撃し、自分も吸血鬼にしてくれとグイグイ行きます。桃壱、本当に全然可愛くなくて、ものすごくウザくてあしらわれますが、逆に噛み付いて力技で体の関係を持ちます。能力などをお馬鹿ゆえの素直さでものすごく褒められることと、兄の登場で徐々に絆され、ようやく塁が腹をくくった時の抱き方の違いにキュンとしました。でも、さすが何十年生きているだけあり、そこはかとなくセリフがおっさん臭いのが笑える。体格差があり、受けのほうが頭一つ大きく、エッチ中もかわいくなくて雄々しいです。脛毛あるし。塁の股間を握りながら喋るシーンで、顔と同じ表情をジュニアにも書いてあって笑えました。
狼にも変身できるので、描き下ろしは犬耳エッチです。
幼馴染カップルの話も入っています。こちらは付き合ったのに鉄壁の理性を崩さない攻めに痺れを切らし、なし崩しに体の関係に移行しようとするお話。
表題作カップルが好きなので、こっちだけで1冊たっぷり読みたかったです。