ライオン如きの国から
」のレビュー

ライオン如きの国から

博士

マサイの戦士は今時風

ネタバレ
2020年11月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 柔らかいラインの絵が、ふんわり優しい雰囲気をもたらして、ほのぼのとしています。可愛い絵柄ですね。予想外にサクサクと軽く読めました。なぜ、サクサク読めたのか?きっと、自分の中のマサイ族のイメージと作品の中のルカの印象が、少し違っていて、わりと都会派戦士だったからだな、と思います。異文化交流に慣れた感じで、風習も違う日本文化に戸惑いもなく、すんなり溶け込んでいて、日本語もスムーズで、留学生がマサイの戦士である必要があるのかな?というのが正直なところです。しかも性に対する開放的なヤリちんピアス。ゴムのつけ方もスムーズ。同性愛に対しても違和感なく…ルカはかなりの異文化交流をしたのかな?まぁ、いいんですけどね。
博士作品によく見られる受けのタイプも、だんだんわかって来ました。見た目純心無垢だけど、エロい(笑)可愛いエロさです。
そんな二人が出会って、恋をして、サバンナに帰りたい、迎えたいと思うのも自然ですね。ルカが今まで経験してきた友人との『涙の別れ』はそれが『最後』だから…あぁ、なるほどです。もう二度と会えないと思うから泣いてしまう。「また会おうね」が本気じゃないから…そうかぁ。そこに気づくと寂しいねぇ…でもマコトとのサヨナラは涙のないサヨナラ。また絶対会えるから。うーん、なんか素敵です。マコトには獣医師の夢があるから、絶対叶えて欲しい。また会おう。そして離れない。くぅ~、いい!良かったです。
いいねしたユーザ4人
レビューをシェアしよう!