タイトルの捻くれた美しさに惹かれて





2020年11月21日
あの夏を忘れないとか…夏の思い出…的なありふれた美化に飽きていたのか…。【どうせ】とか【忘れる】に強く惹かれ、初めてレビューのない小説に課金してみた。夏への執着や思い出の回想シーン、夢のシーンなどどれもリアルなのに綺麗だった。ただ…【なぜ】が結局わからずに終わる。これは私自身もレビューをどう書こうか迷った。何もわからずに終わるのが綺麗だった気もするし…あれだけ引っ張っておいて伏線回収せずに終わっちゃった感もあるし…。個人的には謎を残す終わり方が嫌いでは無かったけど、白黒はっきりしたい人はかなりいらいらする展開。ニアBLとかブロマンスの作品がすきな人にはおすすめ。まぁ表紙見れば嗅ぎ分けられるか笑表題作以外にも何点か短編が入っている。今から読んでくるわ。

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