このレビューはネタバレを含みます▼
最近、芽玖先生の作品を知り、コンプリート目指して少しずつ読み進めています。これはスゴく好きな作品になりました。ほんとに好き。何度も読み返しています。一途な恋を堪能しました。しばらく興奮冷めそうにないほど、めっちゃ良かったです。幼なじみの敦也に恋して、拗らせて20年以上過ぎ、哀しい事に好きな男の結婚式に出席するほど辛いものはない。都の気持ちに気づかない敦也は、結婚式呼ぶは、懐妊知らせるは、知らないって怖い。その式場で再会したもう一人の冴木。敦也の弟祐也。彼は都の切ない片思いに気づいていた。それは祐也も同じように、ずっと都の側で見ていたから…ここにも拗らせた恋ひとつ。切ないけれど、素敵な予感。だって祐也はあきらめない。押せ押せとは思うけれど、兄貴の代わりじゃ嫌とか思わないんだろうか?都にしても、弟に敦也の影を重ねないだろうか?という考えは、きっと余計なお世話なんだろうな。初恋を越えて愛すればいい。祐也にはその強さが見える。昔、羨ましそうに都が見てた指輪。それを覚えてる祐也は、同じように都にプレゼント。そしてもうひとつ出てきた指輪…あぁそういう事か…二つの指輪。祐也の言う呪いを解いたのは、都自身。うん、感動だねぇ。良かったぁ。ドキドキして面白かったです。決して暗くならずに恋の展開を楽しめると思います。二人とも可愛いですよ。