自転車屋さんの高橋くん 分冊版
」のレビュー

自転車屋さんの高橋くん 分冊版

松虫あられ

ドラマ脚本なら向田邦子賞モノでは⁉︎

2020年12月6日
間違いなく今年一番の作品に出会えた!側から見れば不一致だがお互いを思い遣り補い合う、主人公の二人は理想的な間柄。それぞれの過去や取り巻く環境に涙が溢れ、二人を支える仲間たちの温かさが嬉しい。ラフなタッチの人物画と、丁寧に描き込まれた背景、優しい響きの岐阜弁がピッタリ合って心地良い。描きながら次の展開を作っていくのではなく、目の前の人物や光景を描き写しているかのような、全てが繋がる展開に自然な会話。この作家さん、ヒロインと同い年だそうだが、今から次回作が早くも楽しみ!
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