レビュー
今月(4月1日~4月30日)
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シーモア島


投稿レビュー
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キャッチーなタイトル!ウノハナマジック!2022年3月15日既発作品で見たことがあるような設定、というのはBL作品の多さを考えれば最早やむを得ないと思っている。そんな中、読みだした途端にグイグイと引きずり込まれるのは何故だろう?
興味をそそる職業、一筋縄ではいかない登場人物、リアルでありながら想像の上を行く会話、何より読者が求めるカッコよさ&エロさを、ここぞとばかりに投入してくる絶妙な匙加減!! 「あぁこの次どうなるの?!」と毎回思わせるって大変なことよ!!
これはもう作品を通して我々読者の欲求はコントロールされているとしか思えない。タイトルにすら一発で心を掴まれている。またしても『ウノハナマジック』に陥った…!!
先生、早く次、次っ!とは言いませんから。待ちますから!!でも少しだけ早く、お願いします… -
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こっちもイイ!!本日までセール!!2022年1月20日『三森さんのやらしいおくち』のスピンオフ。
だが、スピンオフで片付けてしまうにはあまりの読み応えで、作家先生は『三森さん』で三森と樹を描きながら、辻と浅野のカップルも同時並行して構想を練っていらしたはずだ。
『三森さん』で波に乗った先生の筆致は更に冴え、上質な服の布地、高級靴の革質、手の位置や指の角度といった細部に至るまで、先生の拘りが丁寧に散りばめられている。
湿り気、温もり、体臭すら感じる生き生きとした描写力。
可愛さ、切なさ、愛おしさ満載!!
『三森さん』と往き来を楽しみながら、先生の人懐こさや茶目っ気を感じている。
本日までセール!! -
辻英司は恋をしない【単行本版/コミックシーモア限定特典まんが付き】
こっちもイイ!! 本日までセール!!2022年1月20日『三森さんのやらしいおくち』のスピンオフ。
だがスピンオフで片付けてしまうにはあまりの読み応えで、作家先生は『三森さん』を描きながら、辻と浅野のカップルも同時並行して構想を練っていらしたはずだ。
『三森さん』で波に乗った先生の筆致は更に冴え、上質な服の布地、高級靴の革質、手の位置や指の角度といった細部に至るまで、先生の拘りが丁寧に散りばめられている。
湿り気、温もり、体臭すら感じる生き生きとした描写力。
可愛さ、切なさ、愛おしさ満載!!
『三森さん』と往き来を楽しみながら、先生の人懐こさや茶目っ気を感じている。
本日までセール。 -
素晴らしい観察眼!!2022年1月18日漫画作家とは大変な職業だと、読みながらつくづく思う。イメージが天啓のように降りてくるのかも知れないが、そもそも絵が描けないといけないし、物語も作れなければならない。
そんな環境下、先生ご自身の観察眼が大いに役立っていると思われるのが、本作だ。
まずは主人公二人をご覧頂きたい。潤う唇、熱い舌、柔らかい髪、温かくハリのある肌。重さを感じる筋肉、重力に従う滑らかな脂肪。これらは先生の観察眼の賜物である。
二人の美しい肢体から繰り出されるエロは、読み始めこそ強烈だが、段々『やらしい』とは感じなくなった。
先生の描くエピソードの数々は、時に可愛いらしく可笑しく、いつの間にか彼らを生身の人間のように感じ、彼らに会いに何度となく読み返すようになった。
色々述べたが白状しよう。きっかけはズバリ、タイトル。やましい気持ちで試し読みし、攻めが私好みの可愛さだったのでポチッ。しかし、思わずもらい泣きする最終話を迎えるとは予想だにしなかった。
物語は完結だが『番外編』がまた良い。単行本をお読みの方は是非こちらも楽しんで頂きたい。
1/20までセール。 -
素晴らしい観察眼!!2022年1月17日漫画作家とは大変な職業だと、読みながらつくづく思う。イメージが天啓のように降りてくるのかも知れないが、そもそも絵が描けないといけないし、物語も作れなければならない。
そんな環境下、先生ご自身の観察眼が大いに役立っていると思われるのが、本作だ。
まずは主人公二人をご覧頂きたい。潤う唇、熱い舌、柔らかい髪、温かくハリのある肌。重さを感じる筋肉、重力に従う滑らかな脂肪。これらは先生の観察眼の賜物である。
二人の美しい肢体から繰り出されるエロは、読み始めこそ強烈だが、段々『やらしい』とは感じなくなった。
先生の描くエピソードの数々は、時に可愛いらしく可笑しく、いつの間にか彼らを生身の人間のように感じ、彼らに会いに何度となく読み返すようになった。
色々述べたが白状しよう。きっかけはズバリ、タイトル。やましい気持ちで試し読みし、攻めが私好みの可愛さだったのでポチッ。しかし、思わずもらい泣きする最終話を迎えるとは、予想だにしなかった。
物語は完結だが『番外編』がまた良い。単行本をお読みの方は是非こちらも楽しんで頂きたい。
1/20までセール。 -
全方位、満点!!2021年10月4日これまた素晴らしい作品に出会えました!
フォローしている方がこの作家様の『人間観察同好会』について面白いレビューをアップされていたので試し読みしたところ、2ページ目で吹き出してしまい、即ポチしました!
初読み作家様、他にどんな作品を描いているのかと見てみたら、眼に飛び込んできたのがこの表紙(笑)しかも今ならセール!試し読みするまでもなく、即ポチ!
その後何度も読み返しました。読めば読むほどこの作品は素晴らしい!! 作品の魅力各項目を採点し、線で結ぶと真ん丸の円、いや、球になります。
二人それぞれの職業選択背景から、住居衣類の持つ意味、編集部やキャバクラシーンといった登場人物との絡み。全てが二人の人物像に繋がり、全くの隙がありません。
この作品の魅力の中で、私の一押しは『人間観察…』を試し読みした時にも感じた、台詞の面白さ。例えるなら、絵を見ずに台詞、モノローグ、効果音を追うだけでも十分に面白く、たっぷりエロい。このままラジオドラマにしても楽しめるくらいです。
とはいえ、絵がまた可愛くて可愛くて!! ストーリーと絵の最強コンビです。主人公の寝癖、チェック必須です(笑)
まだレビュー数が少ないことに驚いています。書き下ろし特典も含め、知れば、読めば、絶対レビューしたくなる、全方位満点の作品です!!
フォロー様、いつも面白く興味を唆るレビューをありがとうございます。『人間観察…』も読むのが楽しみで、そわそわしています!
お陰様で素晴らしい作家様を知ることが出来ました! -
こんな猫なのに? 愛おしいなんて!2021年10月4日猫ならもっと可愛く描いてほしい、なんて思っていたけれど。こんな猫なのに、愛おしいだなんて、なぜ⁈って思っていたけれど。私間違っていました、謝ります。許すだとか、認めるだとか、おじさまはそんなこと考えもせず自然に接しているだけ。でも読み進めていくうちに、私もありのままのふくまるが可愛くなりました。そして、私自身もありのままで良いのだと、おじさまに微笑まれているような気持ちになってきました。おじさまがふくまるに掛ける言葉に、ふくまるがおじさまに感じる気持ちに、私が救われます。愛おしいってこういうことね。ありがとう、おじさま。ありがとう、ふくまる。
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圧倒的な美と可愛さ、優しさ。堪らん!2021年9月30日身体はしっかり成長し、研ぎ澄まされた大人なのに、どこかあどけなさの残る顔、というのはどうしてこうも惹きつけられるのだろう!!しかも欲も無く、純粋な青年。彼を可愛がり、大事にしたい魔術師の気持ちが良く分かる。
舞台は19世紀だろう。初期のSF映画を思わせる装飾、建築、調度品が物語のスパイスになっている。アルフォンス ミュシャを思わせる圧倒的な美と、奇想天外ながら可愛さとユーモアのある設定が、その世界観を崩さずに両立しているのは天才的としか言いようがない。
私がフォローしている方々にも池先生の信奉者がいらっしゃり、レビューに誘われて購入した中には、見ているだけで痛みを感じてしまう極道物もあり、同じ作家様が描いているとは思えない幅の広さ、引き出しの多さに驚嘆するばかりだ。
しかし共通するのは、描く人物が魅力的であること。人間の悲しさ、淋しさ、弱さを知る者。彼を知れば知るほど、彼の秘めた優しさ、思い遣りに惹かれていく者。両者がお互いの恋情を募らせ、唇を、身体を、心を、求めていく様ははっきりと熱を帯びて読者に迫ってくる。池先生の人柄を感じずにはいられない。もっともっと池先生の作品に触れたい。
あっ、このレビューを読んで下さった方、間に合うようなら今日までセールです!まだお読みになっていなければ、是非お急ぎください!
M ○フォロー様 、新◯◯フォロー様:
お言葉、有り難くこそばゆいほどです。お二方共、速読にして精読、いつも的確で読み応えのあるレビューをアップして下さるので、とても楽しみにしています! 私は、お二方のレビューで作品を知ることが殆どなので、レビューを思い起こしながら、作品を読んでいます。お気持ちが嬉しく、とても元気が出ました。 ありがとうございます!! -
トキメキ チャージ100% !!2021年9月25日心身共に疲れ気味、こんなときは軽くときめきたいなぁ。そうそう、フォローしている方が仏映画のようだと感想を述べていらしたこの一冊にしよう! まずは試し読みから…。おぉ、仰る通りこの色気、良いですねぇ! では早速ポチッ。
どのCPも穏やかな性格ながら、二人の間に流れる甘く濃密な空気。心の動きが丁寧に描写され、読んでいる私のドーパミンもトクトクと溢れて来ます。熱い思いを宿した瞳であんな風に真っ直ぐに見つめられて、私もすっかり当てられてしまい、甘い溜め息が出っ放しです……。
続きをもっと見たいという気持ちもありますが『この先はお二人だけで』って、 “Don’t Disturb “の札でも掛けて私はそっと退出致しましょう。
なるほど、ヌーベルヴァーグとでも申しましょうか、上品で嫌味がなく、満たされる読後感です。軽くときめくつもりが、すっかりこの作家様の虜になってしまいました。
フォロー様には毎々素敵な作品を教えて頂いてありがとうございます!私もこのオムニバス作品を知って良かった、読んで良かったと思います! -
レビューのリレーに感謝!2021年9月16日これまたフォローしている方の、優しさ伝わるレビュー、かつ、本日までセールという魔法の言葉に早速ポチッ。
これは是非ともネタバレ無しで読んで頂きたい作品ですね!
百人一首にも登場するサネカズラ。和歌の中では『逢瀬、同衾』を意味しているので、どんな花かと調べてみたら、見たことのあるような無いような。しかし、その花言葉に驚きました…『再会』…作家さんはこれを知っていらしたのかしら? この作品に相応しいですね! なお、美男葛と綴るのは、この植物の汁を鬢付油として利用したことによるそうです。昔はこれで髪を整えると男っぷりが上がったのでしょうね。
マッチした絵とストーリー。読みながらじんわりと心が満ちていきます。私もフォローさん方のレビューリレーに感謝です。 -
これは傑作! 4巻、待ち遠しい〜ッ!!2021年9月14日電子コミック大賞2022に投票しようと各ジャンルのノミネート作品を見ていたら、青年ジャンルにひとつだけ毛色の違う表紙絵…ほぅ、時代物? 面白そうだな、と読み始めたところ、面白すぎるッ! クーポンも付いてるッ! これは止められんッ!とイッキ読み。結果、勿論この作品に投票しました。
自身剣道有段者の鳥羽亮先生原作、時代考証も行った、迫力とスピード感満載の本格剣豪漫画。これを描いているのが女性だなんて、びっくりです!! 俯瞰する江戸の街並みは本当に見事で、家屋、調度品、髪型も精緻。月明かりしか無い夜の暗さも、物売りの声も、実感できるようです。
そして、何と言っても、力強く美しい人物画! 筋肉や骨など構造をしっかり理解した上で描きあげていらっしゃるのが分かります。亡父を受け継ぎ剣術指南を生業とする主人公は、女か役者かと見紛う細身で美しい風貌ですが、裏稼業の刺客として剣を取るときの凄みもまた、美しいのです! 依頼人である家臣が主人公の美しさについちょっかいを掛ける場面はBL(衆道)を感じさせ、ドキドキします。美しいオトコ、必見ですよww
やるかやられるかの真剣勝負、凄惨で非道な場面も多々ありますが、これは漫画だからこそ表現できる『刀を使うこと』のリアルです。昨今、時代劇は予算的に難しいようで、殆ど見かけなくなりました。こういう時代がつい百数十年前にあったのだと、視覚的理解のツールとして時代物漫画の価値は高いと思います。
画の素晴らしさだけでなく、ストーリーテラーとして傑作オリジナル作品も発表していらっしゃる高瀬理恵先生。すっかりファンになりました! 原作をちらっと読んでみましたが、これほどの漫画に起こすのは先生の力量が必要なのだと分かりました。
ひとつだけ残念なことがあります。この作品、完結ではなかったのです…ああっ、苦しいッ、4巻待ち遠しい〜ッ!! -
正に『粋』なひととき!2021年9月13日いやぁ、実に粋な作品でした! 江戸の恋茶屋『粋刻(いっとき)』で繰り広げられる、訳アリ武士たちの擬似恋オムニバス。テーマ、登場人物、ストーリー展開の全てが飽きさせず、微笑ましいかと思うとどこか切なくもあり、本物の恋に発展しないかと期待を込めてしまいます。各話の結末はじんわりと温かく、ページをめくる間は正に『粋刻』でした。 歌舞伎フリークと仰る作家さん、江戸の言葉にも風俗にもお詳しく、板についていらっしゃいます。この作家さんには同じく江戸末期を舞台に『総合プロデューサー』の男を描いた作品があるようですが、これもシーモアさんで読めると良いですね! フォローさんのレビューで、いつかポチろうとカートに入れておいた作品。青年ジャンルから、こんな素敵な作品を見つけて紹介してくださってありがとうございました! 老若男女問わず楽しめる作品です。皆さんも是非ご一読を!
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是非是非プリーズ!2021年9月13日フォローしている方が朝から興味をそそるレビューを上げてくださる!しかも今ならお得ですと?!早速ポチッ。ウフフ、あぁ、いぃ!この設定、この表情!短いけれど人物描写の上手い作家さんだと直ぐに分かる。カサイウカ先生、カサイウカ先生…聞いたことのあるお名前…あっ、最近フォローさん方が絶賛していた『例えば…』シリーズの先生だ!これは読まなければとポチり、読み出したところ、中身の深さにじっくりイッキ読みしたくなって積読中…同じ先生ですか!これは良い作品を教えていただきました! 先生、私も是非是非続きをお願いします!! 読んだらきっと皆さんそう思うはずです。
フォローさん、いつも素敵なレビューをありがとうございます。フォローさんのレビューを読んでポチる作品がいっぱいです。レビュー読んだだけで満足して、作品まで読んだ気分になって結果、積読という事態…。遅読ゆえなかなか追いつかないのですが、お陰様で佳品に恵まれております!引き続き宜しくお願い致します!! -
心に沁みる二人の言葉2021年9月12日私にとって2冊目のBL作品、これをきっかけにBLの世界にハマった。男女の恋も当然興味深い。しかしそれでは描ききれない人生がBLにはあり、次もまたBLが読みたくなる。BL専のレビュアーさんが多いのも頷ける。
この作品も、短編ながら味わい深い。江ノ島を舞台に、二人の言葉が静かに心に沁みてくる。………(追記9/20)フォローしている方が今日レビューをアップしてくださり、私のレビューもそのきっかけの一つになれたようで嬉しいです。レビュー拝読しているうちに涙が出ました。人の心を汲み取るフォロー様の優しさが伝わってきました。作品を通して、レビューでフォロー様方と気持ちが通い合えるのは、とても有り難いことです。こちらこそこれからも素敵なレビュー楽しみにしております。 -
これぞ男同士の恋のリアル!2021年9月11日この作品からは音が聞こえる。体育館の生徒たちの歓声、夕暮れの踏切の警報音、ボンボン時計の振り子、祭囃子、打ち上げ花火。
この作品からは匂いもする。居酒屋の煙の染み込んだスーツ、乾いたグラウンドの土、主人を亡くした古い日本家屋、草むす庭、蚊取り線香、殺風景なアパートの一室。
そして、昭和の体躯の男同士が互いを求める息遣い、滴る汗、体臭。
くゆらす煙草、ラジカセから流れる佐野元春。海岸線を走る列車の音、遠い潮騒。
背景に黒を多用し、青年漫画を思わせる骨太な描写。1994年を知る読者に感じさせる、昭和を色濃く残したノスタルジー。 発車ベルと駅の人混みの中、最後のシーンに息を飲んだのは私だけではないだろう。
私にとって、この作品は夏の終わりに思い出す一冊。 ロケハン、キャスティング、脚本、演出をデビュー作にして一人監督をこなした遠浅よるべ先生に、心からのスタンディングオベーションを贈ります。 -
ヒロインの『気付き』あってこそ!2021年9月4日私事で恐縮だが、今月職場でストレスチェックが実施される。どんなに多忙で大量の業務があっても、職場の雰囲気が良ければ乗り越えられることを、幾度も体験してきた。言い換えれば、職場でのストレスは、私の経験では専ら人間関係だ。 さて、本作。ヒロインのように人の心が見えれば、職場でのストレスも幾分回避出来たり、疑心暗鬼になる必要も無くなるだろう。羨ましい能力である。が、ヒロインの本質がこれまた良い。彼女の、周囲のことに気付き、思い遣る姿も素晴らしいのだ。皆がお互いにヒロインのようだったら、ストレスなんざどっかに行っちまうだろう! 作品に戻ろう。エピソードを重ねていく度、ヒーローとの距離が近づいていくのが分かる。このまま恋に発展しそうな予感、私は嬉しい。
(追記10/4)
フォローしている方が、私のレビューをきっかけにこの作品をお読みになったと、レビューをアップしていらっしゃいました。フォロー様のレビューで、私読みが不足していたと反省しました。仰る通りなのです! もう一度読み返しています。
フォロー様、多種多様な作品のレビュー、いつも素晴らしく。レビューがアップされるのを楽しみにしています! -
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ツ◯ッター?いや、レビューです!!2021年8月7日単行本が出た途端、レビューが続々上がっている!! これはツ◯ッターか?いや、信者からの、待ち焦がれた単行本版に感謝の声です!!
ファンタジーとは正にこの作品のこと、表紙絵とタイトルの持つ美しさそのまま、良くもまあこんな舞台、時代、人物の設定を思いついたものだと圧倒され、夢中で読み進め… しまった、まだ連載中だった、完結していない…!! 酷暑の中、禁断症状に苦しむことになりました、ああーっ…
子供の頃から本、漫画、映画などをたくさん見てきた方なのでしょう。ユノイチカ先生の豊かな感性と表現力、誠に羨ましい限りです!! -
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悪とは何か?一気読み完徹!!2021年7月29日もんでんあきこ先生の画力がなければ、ここまで惹きこまれなかっただろう。もんでん先生の描く雪人は、主人公の魅力を十二分に画に起こしたものだ。女性読者の中には雪人にときめいてしまう方もいるだろう。
大沢在昌先生の「狩人五部作」の中からこの作品を選び、何より登場人物の設定を大胆に変えて、よりドラマチックに仕上げたセンス。原作を知ってはいたが読み進めながら何度も、これは面白いと唸らされた。「設定がありえない」と内容を否定してしまう前に、まず読んでいただきたい。
主要人物が其々の信念の下、時に悪が必要悪に変わり、私はそれを真っ向から否定できなかった。点が、人の繋がりを経て線となり、大きなうねりとなる様は5巻一気読み必至だ。何度も読み返しながらではあったが、読み終えた時外は夜が明けていて、久しぶりの完徹を経験した。
登場人物ひとりひとりに、こういう生き方しか出来なかったのかと苦い思いが湧いてくるが、静かな余韻を残すラストに納得し、深い溜息が出た。
阿仁のマタギの山の緑や沢のせせらぎを思い浮かべながら、夏に読む作品としてもお薦めしたい。 -
今こそ読むべき作品です!!2021年7月28日これは何とタイムリーな作品!!フォローさんのレビューを見て、これは読まねばと早速購入。東京パラリンピックを控え、障がい、国籍、人種、性差などの問題に関心が集まるこのタイミングにレビューして下さったフォローさん、感謝します!! フォローさんのレビューが無ければ一人では辿り着けなかった作品です。
作家さんの知的好奇心と的確なデッサンに、スノーボードシーンはもとよりオランダやスイスの美しい景観も楽しめ、義足の構造も知ることが出来ました。
ダイバーシティ理解のための好作品であると共に、何かに躓き悩み苦しんでいる人にも一助となる言葉が散りばめられています。
お互いに心を開き大切な存在になっていくにつれ高まっていくBLシーンにも、二人が前向きに生きていくエネルギーを感じます。 -
スカッ晴れです!2021年7月20日折角の東京オリンピックもコロナに振り回され、被災地では炎天下懸命の救助作業が続いているようです。こんな状況下、誠に不謹慎かつ申し訳無いことではありますが、小市民にひとときの息抜きをお許しください、神さま。。。ではまずこの爽やかな表紙をご覧下さい。さあ梅雨も明けたと背伸びをしたくなります。そして、作家さんの描く田舎対都会の感覚のギャップの渦に忽ち巻き込まれます!私もこのクラスの後ろの席で、彼等の様子をニヤニヤと見守る学生生活を送りたかった…! 完結、続きが欲しいと思わせる読後感、良い作品に出会えました。今夏も早速猛暑、これを乗り切るのに、笑える本作はおススメの一冊です。
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このループ、止めないで…2021年7月20日ダークなタッチ、なのにキュート。ちょっとエッチ、なのにプラトニック。可哀想、なのに可笑しい。読み始めるとさざ波のようなループにハマってしまう。坊ちゃんの苦しみや孤独を考えると耐え難くなる、なのにアリスがいつも側にいることで、この作品は愛らしく優しいものになっている。いつか二人それぞれの想いを遂げてほしい、なのにいつまでもこのままの二人の世界を見ていたい… …偶々テレビのチャンネルを変えたら流れていたアニメで知った作品。フォローさんもアニメをご存知で、既にレビューしていらした。多くの人に、このループを感じてもらいたい作品です。
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ライトノベルデビュー2021年7月7日フォローしている方のレビューに誘われるようにポチッ…あ、ライトノベルだったのか!折角の『お誘い』を頂いたのだから読んでみよう。。。ふむふむ、、、はぁっ、いやぁ、文字だけなのにこんなにエロく感じるとはッ!! アタクシもBLコミックをだいぶ読むようになり、BL脳が開発されてきたからでしょうかぁッ!! 読後読み直したレビューには『手っ取り早いエロ補給』とキャッチーな推薦コメントがww いずれ国王は養子を迎えるのかなぁと王国の行く末がちょっとばかり気になりましたが、お陰様で妄想のひとときを楽しめました。言葉の方が絵よりもエロくて、デビュタントには刺激が過ぎましたので星4つです。ライトノベルBLに慣れてくれば5つになる事でしょう。フォローさん方、ありがとうございました!
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熱いレビューに共感!2021年7月2日殆どのレビューがネタバレを含みつつ、読後の思いを長文に込めている、こんな作品に出会った事がない。数多の中から読むべき作品かどうかはレビューを参考にすることが多く、本作もフォローしている方のレビューで知った。短編ながら読者の心をこれほどまでに揺さぶって、レビューで熱く語らせる、こんな作家さんを知ることが出来て幸運だ。登場人物は皆相手を思い、思うが故に葛藤し、多くの読者はその思いに涙する。それを描ける作家さんも、人の思いに敏感で優しい方と拝察する。主人公の成長や背景、社会の意識に20年ほどの時の流れを感じながら、それでも変わらなかったものに、私もレビュアーの諸先輩方と同様、安堵と喜びの溜息をつくのだ。BLである事をふと忘れそうになるが、BLだからこその愛溢れる作品だ。
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先生、一生お願いします!2021年5月7日分かる!軽犯罪を犯してまで朝春に近づきたかった輝の一目惚れも。分ってきた!極道と付き合うなんて絶対許されない警察官の朝春が、手離すつもりもない輝の可愛さも。あぁ分かる!この作品が、2007年に作られてから現在まで、多くの読者に愛されてきたのも。
今では作家さんの頭の中を飛び出して、登場人物は自由に動き回っているに違いない。ページをめくる度私にも、朝春や輝や二人を取り巻く人々の声や息遣いが聞こえてくる! 彼らの日常、読者にとっては非日常を、これからもずっと身近に感じていたい。
溢れる笑い、優しさ、温かさ。魅力的な二人と、愛あるエロ。先生、ライフワークとして一生描き続けてください!お願いします! -
但し、場所は弁えて!2021年5月7日社内恋愛、そのメリットは相手がどのような人物か、直接あるいは間接的に観察出来る事にあるだろう。相手の仕事の大変さも身をもって理解出来る。同僚から苦楽を共にする仲間へ、気になりときめく存在へと進化していく過程も楽しい。しかし、残念ながら上手くいかなかったとき、しかも一線を越えた後でとなると、なかなか辛いことだろう。初めから何もなかったように振る舞ったとして、胸の内は苦しみでいっぱいのはずだ。その原因が相手の、もうひとつの顔にあったとしたら…。
しかし相手のそれにも理由があり、どちらの顔もその人物なのだという描き方が、人間の深いところを登場人物に投影するこの作家さんらしい。
真面目で繊細な二人が不器用に相手を求めて、正にタイトルどおり恋を始めるストーリー。 スイッチが入ったときの彼の眼差しにドキッとゾクっとします! 但し、一線を越えるときは相手の合意を得ること、そして場所は弁えましょう! -
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