大公妃候補だけど、堅実に行こうと思います
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大公妃候補だけど、堅実に行こうと思います

渡まかな/瀬尾優梨/岡谷

好みが分かれる展開(レビュー必読)

ネタバレ
2020年12月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ あまりドロドロしすぎていない、お妃様争奪戦ストーリー。
令嬢もの作品の中では飛び抜けてギャグが多めなので楽しい気分で読めます。
主人公が貴族としてというより、踏まれても折れない雑草のような逞しさで立ち向かう姿が格好良いです。
絵も綺麗で読みやすい。
ただ3巻後半で好みが分かれるであろう展開となりますので、いろいろな方のレビューを読んで判断することを推奨します。


【 以下ネタバレ注意 】


3巻からはどんでん返し展開が待っています。これは誰もがミスリードしてしまう。
ぶっちゃけると主人公はある意味引き立て役ポジション(別キャラルート)です。
反応は様々でしょうがこの展開は否定派が多い印象。
他の方のレビューを見ましたが、王子様とお姫様は幸せに暮らしましたとさ、みたいな王道ロマンスがお好きな方が多いんだな~と驚きました。
確かにそっち!?と展開に驚きはしたものの、よく考えずともテレーゼ本人には最初からその意志はなく、ずっと憧れの女官を夢見てまっすぐ突き進んでいた上、大公に対しての恋愛感情も皆無でしたし、私はむしろ皆さんが期待していた展開になる方がガッカリしたことと思います。
王道から外れる展開も大歓迎!な方は新鮮な気持ちで読めるのではないでしょうか。
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