「子供を殺してください」という親たち
」のレビュー

「子供を殺してください」という親たち

押川剛/鈴木マサカズ

現実味がある反面

2020年12月9日
現実味がある反面、やはり精神疾患患者は危険人物だ!と思われてしまわないか不安にも駆られます。私自身も精神疾患があり、家庭環境からくるパーナリティ障害と自己肯定感の無さ……これは患ってる人や、近しい家庭で育った人には心にくる物語だけど、こういった事をしてきた親が読んだところで「自己責任だ」と言って終わりなんだろうな……と思います。自分の親にも読んで欲しいけど、読んだら「ほらな、もっと酷い家庭はもっとある。お前は甘えてるだけだ」と言われて終わるんだろうな、と思う。ある意味この作品の中に出てくる患者たちを羨ましく思ったりもする。最後は捨てるけど、それまで耐えてくれるんだから……ある意味羨ましいんだ
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