攻めを好きになれるかが評価の分かれ目？

ネタバレ

2020年12月10日

このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さんのファンなので少し甘めレビューかも知れませんが…。Pixivで出ていた時からずっと追っていて全話読了済ですが、コミックスも購入しました。表題作のみ全６話＋描き下ろしで合計202ページ。アダルトグッズを製作する会社に務める環と、大学生の伊織のお話です。アルバイトで「レンタル彼氏」をしている伊織が、顧客として環と出会い、環の自社製品（アダルトグッズ）のモニターをするため色々開発されてしまううちに…というストーリーです。本番は最後までなしですが、二人の関係が身体から始まる上に、序盤はほぼ強制的にことが進みます。無理やりでもそこに明らかな愛情があれば良いんですが、伊織が環に対する好意を自覚するのはもっと後だし、環は元々好意があったにせよ表情や態度にはほとんど出ないので、その辺りが気になる方もいるかも。伊織の環に対する好意も、コレといった決定打がある訳ではなく、手が暖かかったとかそういう些細なことなので、そこはもう少し何か明白なキッカケがあればもっと分かりやすかったかなぁと思います。伊織は流されやすいキャラではありますがとても良い子でした。環の性格を、不器用で俺様だけど実は溺愛系だったというギャップが良いと思えるか、不器用を通り越して単なる自己中と捉えるかで評価が変わってくるかなと思いました。
絵は相変わらずスッキリ綺麗でとても読みやすいです。今作では付き合った後の甘い二人はほとんど見られないので、付き合った後のお話も読んでみたいなと思いました。

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yumy さん

(女性/40代) 総レビュー数：750件

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