十六夜月と輪廻の恋
」のレビュー

十六夜月と輪廻の恋

小中大豆/夏河シオリ

切ない

ネタバレ
2020年12月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さん買いです。
表紙とタイトルと試し読みをしてすごい気になっていたのですが。
他にも読みたいものがあり、何となく後回しにしていて値下げされていたのでようやく購入。
買って良かったです。
この作家さんの作品はすごーーく好きなのと何となく登場人物がみんな優し過ぎて物足りなくなってしまうことがあるのですが、この作品は前者でした。
輪廻転生と癒しと赦しと愛のお話です。
口絵のモフモフにほんわかした作品を想像していましたが違いました。
モフモフは設定上のものでほんわかモードにはなるけどそこまで重要ではありません。
前半はやんわりとした優しい空気の中、やや謎解きの様な面白さと切なさがあって、後半は謎が解けて一応は解決したものの過去と現在の狭間で悩んで…切ないです。
大きな愛、性愛もあるけど根本にあるのは深い愛情、純愛なので心が洗われるような爽やかな読後感でした。
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