ふたりのベッド
」のレビュー

ふたりのベッド

安西リカ/草間さかえ

評判ほど深海(受)がひどくないじゃん

ネタバレ
2020年12月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 執着というより健気(へたれ)攻めと、ノンケ美人受ってどんなもんだい???と、まずレビューを色んなサイトで読みました。なるほど、受がひどい人……攻が可哀想……という意見が多く、愛せない受の小説読みたくないなあ…と買うのを見送り…そして今回値引きされていたので、試しにポチリ。あれれ???受そんなにひどいかなあ????ノンケなのにあっさり流されちゃったり受け入れちゃうより違和感がない。早くから入江に惹かれてたかもしれないけど、それがどこから来る情かなんて、ノンケとして生きてきたら 友情 に落ち着きますよね。眠剤の件も、そこまでして何か返したいって思うのもう愛じゃん……自分の価値観とか拒否感とかそんなものごまかしてまで何かしてあげたいって一周まわって健気じゃないですか……攻…気づいてあげて…って健気攻にはハードル高いですよね。無理ですよね。確かに攻は健気だし応援したくなるけど、受の反応はノンケ感万歳で、ノンケ受好きとしては大変よかったです。
付き合ってからの深海の感じが、この人本当に魔性だよなあっと入江視点で読むと、確かにひどいっていうのもわかるかも…。柔和だからわかりにくいけど、自分の意思表示がへたくそなんだろうな…そこがいいのだけど。

お姉さまがいいキャラだったので、続編出るならぜひ入江ともっと絡ませて!!!!弟の彼氏をチクチクといじめてそう(笑)
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