え、えっちぃですぅ。

『三森さんのやらしいおくち』もほんとに『やらしい』でしたが、こちらもなかなか、えっちぃです。
大抵、妄想系は、現実と妄想が入り乱れて、まとまりがつかない残念な事が多く、妄想を描く事に囚われすぎて、現実の恋模様がおざなりになるケースがよくあります。が、これは良かったです。紙本で読みましたが、一冊にまとまるまで待てずに、レビューを書き書き。もう、直ぐ側にいる相手で妄想する大胆さ。マンツーマンの指導だから、触れたり接近するから余計にエスカレート。由紀くんが妄想するわりに、恥じらいあって可愛いのですが、そんな顔しちゃバレちゃうよ(笑)妄想も恋心も見透かされ、真紗己が楽しんでるのが怪しい。真紗己の真意がなかなか図れず、ドキドキするんです。からかって楽しんでるのが、いつしかハマるように…それは本気？と疑いかけたけど、うん真剣なんだねぇ。逆に由紀の気持ちに不安になるくらいだもん。妄想の中の自分に嫉妬って厄介だね。恋に恋するじゃないけれど、妄想の中の夢心地はあくまでも、単なる自己満足だし、いくらでも好き勝手出来る。そんなの虚しさがつきまとう。本物の恋には敵わないんだから、自信を持って愛し愛されましょ。何より人肌の温もりは実感しなきゃわからない。せいぜいイチャラブして下さいませ。十分楽しめる妄想ラブストーリーです。