このレビューはネタバレを含みます▼
これは長編覚悟でも、断然いい!面白い!
美人兄弟でお坊様の二人は、全く違う性格で、それぞれの恋の形も違うから面白い。長く続く連載は、キャラの魅力が際立っているから、飽きが来ないし次への展開に楽しみがある。三郎と優慈は早々に恋人となりますが、なかなか最後まで行き着かずモダモダします(笑)小鉄子先生のお預けが長いです(笑)だからこその初エッチに期待がかかるし、ワクワクです。めでたく結ばれた日には、お赤飯ですね。おめでとう。
一方のよっちゃんと賢慈の二人がさらに楽しい。賢慈に冷たくされても、罵倒されても、お財布代わりにされても、雨ニモマケズ風ニモマケズ、そんなよっちゃんをワタシは旗を振って応援します。普通、あれだけ冷たくされたら、もう心がバッキバキに折れてますよ。何回折れても、折れても、修復する打たれ強いよっちゃんが不憫で、不憫で(泣)それだけ賢慈が大好きなんですよね。一途に健気なよっちゃんに、悪い気がしない賢慈も、飴とムチを使い分け。たまにあげる甘い飴が優しい。賢慈の不器用さとデレが好き。素直じゃないんだけど、心を許してるようでキュンとします。早くよっちゃんの童貞をもらってあげてください。
と、心待ちにしてたよっちゃんの脱童貞がついに!はぁ、よかったねぇ、よっちゃん(涙)おめでとう(涙)
なのに、なんて残念な子。なんで酔って覚えてないの?しかも2回も…あぁ、やっぱりよっちゃんだよ(笑)よっちゃんらしい。賢慈のささやいた言葉も覚えてないなんて…見てる読者もわからんのに…気になるじゃん!何?モォ、よっちゃん禁酒だ!
続きが待ち遠しいです。でも10巻で終わるなんて寂し過ぎます。
最後の最後まで、賢慈のツンデレぶりは健在ですが、デレがどんどん増えて来て、覚えてなかった賢慈のあの囁きも最高です。愛されちゃってるよっちゃんに、祝福の乾杯です!賢慈の腰を労ってあげて下さい(笑)
優慈と三郎のラブラブぶりも、これで最後かと思うと感慨深いです。あぁ、ホントに好きな 4人でした。笑顔の優慈のラストが、小鉄子先生の最高の贈り物でした。素敵な作品をありがとうございました。またいつか、どこかで会えるといいなぁ、と切に願います!