キミの為ならなんでもするよ?~狂愛男子に囚われて
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キミの為ならなんでもするよ?~狂愛男子に囚われて

卯月たける

なんで南條END?

ネタバレ
2020年12月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み放題で読みました。
「狂愛男子に囚われて」というサブタイトルと、表紙にえがかれたふたりの男。てっきり、ふたりのヤンデレ男に夜毎愛される系のお話かと思っていましたが…。
いやいやいや、いやいやいや、途中から主人公がナナから薫に交代してませんか!?
前半は、いじめのトラウマから男性恐怖症になってしまったナナと、それを理解して支える大親友の薫、だけど薫には秘密があって…とわくわくできる流れだったのに、後半は異母兄弟間の一方的な復讐物語、しかも胸糞、って…。
薫がかわいそすぎる…。出自に関して薫に罪はないのに、一方的に断罪されまくって…。せめてナナと結ばれてほしかった。
南條ですが、ぽっと出すぎて感情移入ができません。これなら和泉とくっついた方がよかった。あと、最後まで真の黒幕は実は南條なのでは…?と疑ってました。まったくそんなことなかったです。
和泉、その復讐心はどちらかというと父親に向けてほしかった。
ナナ、お前の幸せは薫の犠牲で成り立ってますけど…あっ、お前からしてみればトラウマの元凶だから、どうなろうがしったこっちゃないってか…。

女装男子&男性恐怖症女子ネタと、御家騒動ネタは、別々の話だったらおもしろかったのかな?と思います。
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