たかが掃除、されど掃除





2020年12月27日
一言で言えばファンタジーなんだけど、「掃除」という日々の行いが私達の精神に及ぼす力を決して侮ってはいけないことを思うとき、この作品はあながちただのファンタジーではないんだよなと気づかされる。毎日、毎日身の回りと整え清める。次の日にはまたそれを繰り返す。ある意味掃除とは修行のようでもあり、それを通して、背筋が伸び軸がすっと定まって行くような行為。そういう営みに、こんな面白く且つ巧妙なストーリーを持たせるって言うところがこの作者さんのすごいところですね。はあー、よしっ私も掃除しようっていつも思わされます!

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アンナ さん
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