切ない…

1～8話の表題作を読みました。2話ずつ4人の男娼の、同じ陰間茶屋を舞台にしたストーリーでした。
1、2話 信理×ささら あらすじの話ですね。客を本気で好きになっては振られるささらを、バカにしながらも友人のように見守っている信理との関係がなんかいい感じでした
3、4話 誓哉×茜 ささらとは反対に、茜は仕事は仕事と割り切っているキャラ。でも誓哉は茜に本気で、白無垢まで贈ってしまいます。
5、6話 永心×ふじの ふじのはささらと一緒で、男しか好きになれない子で、性格は繊細で臆病。永心はかなり年上ですが、優しくふじのを包み込むように愛してくれます
7、8話 涼次×しのぶ 役者修行の為に茶屋で働いているしのぶは一番美人。客には演技で接していたけど、涼次には自分を作るなと言われて… しのぶは次第に男らしく自然体になっていきます。
全体的には男娼ならではのいろんな悩み苦しみが描かれていました。しっとりと切なくて、エロさもあるけど綺麗な雰囲気を作り出しているなと感じました基本どの話もハッピーエンドですが、ふじのの話は結末がわかっていただけに正直あまり読みたくはなかったかなと思いました(ささら編を読むとわかります)