マッドシンデレラ
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マッドシンデレラ

山本小鉄子

一途に恋して

2020年12月28日
小鉄子先生の作品はロングなので、今読んでるものは少しずつ制覇させる予定。まだ連載中なものもあるから、気の長い事……
財閥のボンボン朔一と庶民派代表の良太。子どもの頃から仲良くて、いつの間にやらプロポーズ。シンデレラのサクセスストーリーで、最後にめでたくハピエンかと思ってましたが、最初から出来上がったカプです。それはそれで、待ち受けるものがあるかと思うと興味がわく。この作品では格差という言葉は無縁なのか、トントン拍子に事が運ぶ。良太の両親も同性に抵抗なく、二人の間を許しているし、何よりサクの両親も認めた仲。普通ならお家柄とかそれこそ格差の問題が浮上してきそうなのに。スムーズ過ぎて逆にコワイ。何か裏はないか?あっ、ついに障害かな?と思ったら、サクの兄ちゃん登場。なんだか意地悪そうな顔。だけど、お兄ちゃん、いい味出してます。だんだんと可愛く見えてくるから不思議です。脇役の魅力も素晴らしく丁寧に描く先生がスゴい。唯一トントン拍子に進まないのが、二人のエッチ(笑)こんな所に落とし穴。神様の与えた試練は、これだったのね~~~。頑張れ、朔一。
山あり谷ありのドタバタラブコメで、飽きません。面白かったぁ。
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