このレビューはネタバレを含みます▼
初めての作家さん。「雨月堂アンティーク」も気になっていて、どちらから読もうか悩みましたがまずはこの作品から。幼い頃から妖を引き付ける体質の実。ある日家の前に倒れている妖の犬を助けると、その犬は鬼で、昔自分の名前を奪った憎い尼僧の魂を実が持っていると告げられます。予想内の展開ではありますが、私はこういったお話が好きなので楽しく読めました。ただ名前を奪った理由がちょっと拍子抜けだったかも。それじゃ鬼も怒るよと思ってしまった笑 触れ合って、側にいる時間と同じく、2人の感情も動いていく様子が心地よかったし、後半鬼が実をとても大切に想っているのが伝わってくるのが好きでした。デレデレです。特典?の、鬼が猪を小脇に抱えてる姿が可愛かった笑