箱の中 【講談社版】
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箱の中 【講談社版】

木原音瀬

執着攻めが愛おしい

2021年1月7日
刑務所で出会う2人というあらすじを見て、読み始める前は木原先生お得意の極悪キャラが主役なのかなと思っていましたが、全然そんな事はなくて、主人公2人とも純粋で騙されやすい男でちょっとびっくりしちゃいました。
2人が愛し合ってから結ばれるまでがかなり長くて、その間に2人が失ったものは多すぎて涙が止まらなくなりました。
かなり長いので読む前は不安でしたが、読み始めたら一瞬です。バッドエンドでは無いけども登場人物のほとんどが不幸になってしまい胸が痛くなりましたが、それでも本当に読んで良かったと思える作品でした。
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