ネタバレ・感想あり箱の中 【講談社版】のレビュー

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とっても良かった
2025年4月18日
最初は、重苦しい感じがしんどい時もあって読むのが辛くなったりしたのですが、さすがの文章力と言いますか、それでもどんどん引き込まれる内容にお話に読まずにいられず、あっという間に読了してしまいました。切なかったです。泣いちゃいました。
え?皆さんのレビューに続編があるとか?ないとか。読めるなら是非読みたいなぁ。
ハッピーエンド?なのだろう
ネタバレ
2025年4月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初 BLCD 子供が死ぬ 奥さんもいるいつも よくこんな設定 思いつくな と思う 読みたくなってきたホーリーノベル 版買おうか
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すごい
2024年10月24日
読み終わって数日たっても、色々と考えてしまう。しんどさとか切なさとか…とにかく胸がギュっとなります。
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良い作品です。
2024年9月27日
「箱の中」
「檻の外」大変良い作品です。
入手しにくい「すすきのはら」
それらを読み完成されるストーリー。
木原音瀬先生の世界に入り込みます。
是非、この感動を皆様にも
お伝えしたいと思います。
「愛する」とは「愛」とは
2024年6月17日
まさに「愛には8種類ある」を全てを表現したかのような作品でした。堂野の「普通」すぎるゆえの波乱、喜多川の「異常」すぎるゆえの真っ直ぐさ。涙なくしては読めませんでした。そして、他レビューにもありますが、何と!廃刊らしいのですが草間先生イラストのライトノベル版があるそうじゃないですか!しかも、その後日談を読まなくして2人を語れないらしいです。電子書籍になっていないそうなので、勢いでポチってしまい、興奮冷めやらぬまま、紙でも読みました。あかん、やっぱり、涙なくしては読めない。2人の「愛」が本当に美しい。映画化、もしくは、草間先生でコミカライズして欲しいです。そして、シーモア様!ぜひ続編も電子化して下さい!!
ハマった。
2024年5月24日
原作者様の本で、最初に読んだ話なのですが、これから沼でした。こんな心にぐさぐさ来る話をBLにされる先生、本当に素晴らしいけど、怖いって思うんです。人の心は、こんなにも弱いけど、強くもなるのね、感動しました。
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キングオブ忠犬攻
ネタバレ
2024年4月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ ホーリーノベルさんで読み、こちらで再読。
殺人犯×冤罪によるノンケ平凡
数々の漫画、小説を読みましたが、いまだに忠犬攻めは木原先生のこの作品、喜多川です。
野良犬→わんこ→忠犬と、変化していく様が切なくもいとおしい。受けの堂野さんに共感してしまう。
出会いは刑務所、もちろんわちゃわちゃBLなんて非現実な描写はなく、序盤は受側の冤罪による悔しさ、絶望で満ちています。そんな彼に救いの手を出すのは喜多川なのですが…
喜多川の生い立ち、殺人の理由、それ故の人間性がもう痛々しい。そんな彼が堂野に与え、得られる反応から何かが生まれる…それは恋とか愛とか表現すらできない強い思いに変化していきます。
先生の才能のすごさは、出所後のお話。
普通ならしないだろ、という喜多川の行動が全く違和感がない。この人しかいらないっていう彼の想いをひたすら見届けたい、そんな気持ちになりました。
ちなみに、他のレビューにもありますが、後日談なしにこの話は終われないです。
無から人を求め、大切にし、される側になった彼の人生をぜひ読んでほしい。また読みたい。
シーモア様、ぜひ読めるようにしてください。
普通の男の魅力
2024年2月20日
堂島の普通さ、ありきたりさがとても魅力的に描かれています。生まれたての子猫のように堂島に懐く喜多川も、堂島に酷いことをたくさんしでかしているのに、読んでいると「堂島、喜多川を理解してあげて!」と願ってしまいます。「普通の男、だけど情が深い」と評された堂島は弱さも狡さももっている、本当に普通の男です。でも最後の最後で自分を求める人の手を離さない人でもあります。この本には収録されていない「なつやすみ」という短編があって初めて物語が完結するので、なぜそれを収録しないのか理解できません。そのせいでいつまでも紙の本が捨てられません。ぜひ収録して、物語を完結させてほしいです。
切ない。泣ける。
2023年8月12日
見返りのない愛情。愛情のすれ違い。
兎に角切なくて泣ける物語です。
この作家さんの作品は憂いや哀愁がありとても好きです。揺れ動く心の葛藤は読んでいて呑み込まれそうな勢いです。思い出すと今も泣けてきます。
独特の魅力がある作品。
深くて純粋な愛が心に沁みる…
ネタバレ
2023年1月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 有名な作品でずっと読みたかったけど、
号泣!辛い!と聞いていたので、読むのに躊躇していました
箱の中を読み終わった後、放心状態で暫く動けませんでした
ふとした時に思い出しては静かに涙が零れる
箱の中はそんな作品でしたね…
喜多川に幸せになって欲しい…!と現実で願ってしまう…
純粋な子供みたいな喜多川が愛おしくて愛おしくて…
どっぷり作品に浸かりました…
やっと読んだその後の脆弱な詐欺師で抉られて抉られて…
もう喜多川を幸せにしてあげて…!お願いします!
と何度も思いました。
檻の外を読んでやっと…やっと安心しました!
ほんとに良かった…
喜多川の夢が叶ってくれただけでただただ嬉しい…
今1番好きな作品です。

あまりに好きすぎたので、元のホリーノベルで箱の中と檻の外買ってしまいました。
後日談を読むのが楽しみですが、もう少し浸っていたい
終わりたくない…
涙が出た。
ネタバレ
2022年10月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 攻めのひたむきさに涙が出ました。

作中にも出てくる、本当の愛って、一途な愛って何?
って考えさせられます。

単なる執着と愛情の違いってなんだろう。

無知で無学な分、攻めの純粋さが際立っているし、「幸せとは?」って考えずにはいられません。

一つだけあり得ないと思ったのは、最後の、攻めを受けの妻が落ちるように押したとこ。
ケガしなかったから傷害罪は成立しないから無かったことにしてくれって描写だけは、あり得ないです。
あれは、殺人未遂です。怪我の有無は関係ない。
結果的に生きてただけで、立派な殺人未遂なので、許してくれとかあり得ない。そこだけは、受けは攻めに対して酷すぎると思いました。

とはいえ、人の痛みの描写が秀逸で、Amazonで続編の檻の外をポチってしまいました。
『檻の外』に入っている「雨の日」「なつやすみ」まで読みました。
とても秀逸でした。なつやすみ、涙が出ました。心理描写が素晴らしいです。

気になる点は、なおが堂野の実の子じゃないと知ってショック受けてる場面で、母親(堂野の元妻)が「幸せな子供だったのよ」と、なおに対して言ったこと。
いや、、幸せじゃないっしょ、と思ってしまいました、すみません。例え18歳だとしても、むしろエグいです。。
傑作です!
2022年9月11日
評価の高いこちらの作品。買って良かったです!まさに純愛そのもので2話目の「脆弱な詐欺師」では真っ直ぐな喜多川にそこまでするのかと泣けてくる、、、怒涛の展開でハラハラしながら一気に読みました。
番外編が読めないのがとても残念です、、、。木原先生の作品は番外編を読むことによって完結する作品が多いのではと思うのでどうかもう一度出版してほしいです!!!!
すごい作品に出逢ってしまった
2022年7月23日
ずっと気になっていた作家さんでした。他の作品も気になりつつ、あらすじを読んで、こちらをチョイス。まず文体にまったく無駄がない。一文に必要な情報がすべて入っていて、正確に読み取れる。主人公が怒る時、笑う時、泣く時、戸惑う時...序盤から我がことのようにシンクロし、気になって、しばらくつい夜更かししてしまいました。攻めは一途過ぎて怖いくらいですが、純粋さと可愛げがあって憎めないし、受けは平凡過ぎるくらい平凡だけど、正義感があって情に厚く、いざという時は毅然としている。長所と短所が多面的に描かれた絶妙なキャラ設定でした。BL以外のサスペンスやヒューマンドラマも実にお見事。こんな出来事が実際にあったんじゃないか...と錯覚してしまうほどでした。ストーリー上暗い部分や残酷なシーンも多々ありますが、重厚でリアリティのある作品が読みたい方にはぜひ読んで欲しい。まだ読んでいない方におすすめしたいので、ネタバレのない感想を敢えて書きました。この作品の素晴らしさは読んでみないとわからない!!続きもあるようなので、ぜひ読んでみたいです。
続編と番外編の配信を希望します
2022年2月7日
初めて木原作品に触れ、魅了されました。
続編の「檻の外」と番外編の「すすきのはら」も是非読みたいので、配信を切に願います。
続編があるの?
2022年2月3日
他の方のレビューを読んで続編があることを知りました。大好きな作品ですもの、気になるじゃないですかー!!電子書籍化を強く願います!!
琴線に触れる
2021年11月23日
出てくる主要人物の細かな心の襞がとても丁寧に描かれ、心揺さぶれるシーンが沢山ありました。
BLやライトノベルの域は越えていると思います。
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愛か情か。それとも愛情なのか
2021年10月8日
知識も感情もほぼ持ち合わせてない喜多川の不器用な少しの優しさが、全てを失い塀の中に入った堂野の心に響き、堂野の感謝が喜多川の心に響く。『ありがとう』って言葉は人を嬉しくさせるよね。
作者は人の情を深く描くような人だと思いました。終盤の事件は驚きますが、
喜多川は好きになった人を一途に思い、最後はその思いを受け止める誠実で真面目な堂野のラストは尊いです。
中盤、刑務所で一緒だった芝さんが、出所後に再登場していい仕事します。
とても読み応えある作品です。ぜひぜひお読みください。
心抉られますが心底好きな作品なんです😢
ネタバレ
2021年9月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 木原先生の大大大ファンです!
こちら、僕は以前紙版で読みましたが、完徹して読んだのを覚えています。Holly NOVELSで発行しているバージョンに収録されている続編後日譚・番外編もとてもとても良かったです。今はもうほぼ絶版状態になっているようなので、僕は中古紙版でしか手に入らなかったのですが…。電子版も販売終了してますよねえ…残念。
木原先生の描く物語にはどの作品も例外無く泣いてしまうんですが、この作品は最初から最後まで自分でも引いてしまうくらい号泣しました。。ずっと胸がズキズキと痛く、救いようの無い感情で溢れてしまって、最後まで苦しかったです。自分の中で特に印象深く、一番感極まった場面は、喜多川と堂野が公園で6年ぶりに再会するシーンでした。それまでの喜多川の怒涛の人生や彼の決して揺らぐ事のない絶対的な堂野への想いを考えると、本当にいたたまれない気持ちになります。どうしよう…書いててまた泣けてきました汗。
木原先生は人間の心の痛みを痛切に描写する名手さんですよね。先生の書かれる物語には、毎度底知れない魅力を感じます。
直向きな執着愛、木原ワールドにど嵌まり~
ネタバレ
2021年9月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いです。まずこの表紙に牽かれました。そして、読後この表紙を見直して、あー本のイメージとピッタリの表紙だなぁと感嘆してしまいます。痴漢冤罪で実刑となった堂野が刑務所で出会う人々。勿論、刑務所にいるんだから悪人はいっぱいいます。そんな中に喜多川がいました。言動がちょっと変わっている?劣悪な生育環境のせい?私は軽度の知的障害や「境界知能」の可能性もあるのかなと思いましたが、そんな喜多川に堂野は気に入られるようになります。その執着具合といったら、思わずおののいてしまいます~(汗)。これほど真っ直ぐに自分への執着を見せられると怖ささえ感じます。私だったら逃げ出してしまうかもしれないなぁ。そんな喜多川の執着を受け止める堂野の心の広さ、優しさは真似できないなと思ってしまいます。後半の胸を締め付けられるような怒涛の展開に涙がじわりと滲んで、これも木原作品の痛みなのでしょうか。他のレビュアーさんの情報によれば、他の出版社さんではこの続きがあるのだとか、それもすっごく良い内容らしい。是非、読みたい~~~!その後が気になり過ぎる~!ガッツリ読み応えありの、オススメ作品です。
シーモアさんにお願い
2021年6月29日
続編の「雨の日」と「なつやすみ」を販売してください!!必ず買いますから…。
この講談社版【箱の中】は、「箱の中」「脆弱な詐欺師」「檻の外」の3つから構成されています。しかし、HollyNovels版では2冊販売されており、1冊目【箱の中】と、2冊目【檻の外】には、「檻の外」「雨の日」「なつやすみ」が収録されています。(脆弱な詐欺師は、どちらに収録されているのか不明)
HollyNovelsに収録されている、後日談の二つが読みたい。でもシーモアさんで発売されているのは、講談社版のみ。
内容は、愛情を知らずに育った男が、初めて感情を教えてくれた男に執着しちゃったと、簡単に書けばBLにはよくある展開。しかし、なんと素晴らしい作品か。BL小説らしい激しい行為はそこまで無いが、夢中で1冊読み終えてしまいました。面白いです!!!
引き込まれる作品
2021年6月18日
読み出すと続きが気になって、一気読みしてしまいました。
喜多川の堂野に対する感情が愛でなければ何が愛と言うのだろうと個人的に感じました。
檻の外の章を最後まで読むと、この本を読んで良かった!!と泣きそうになりました。
重い内容の本ですが、読むか迷っている方には是非読んでもらいたいです。
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綺麗
2021年6月16日
本当に素敵な作品でした。
普通のBLの話と全然違って最高です。本当に感動する作品ですので是非オススメします。
読みながらCDドラマを聞きます。最高です。
続きも読みたい!
2021年5月19日
主人公の刑期はたかだか10ヶ月なので、話にのめり込むとあっという間に刑期は終わって外の世界に出ます。幸せを手に入れる最後で面白かった。こんなに重い重い執着的な愛情を良いなと思ってる自分がいることが不思議です。ただこの本、単行本の『箱の中』と『檻の外』が1冊になっているのですが、『檻の外』に入っている「雨の日」と「なつやすみ」が入っていません。今から『檻の外』を買おうと思っても中古で値段も高い(プレミアついてるのかも?)。なので、私の中ではまだ完結できずにいます。二人の今後を知りたい。今のままでも完結はしてますが…純木な愛情が持つ異様な側面を目の当たりにしたまま放置されてる感じ。喜多川が成長してもっと変わったのなら読みたい。お願いだから、続きを電子書籍化して売って欲しいです!!
胸がギュッと締め付けられる
ネタバレ
2021年3月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 愛を知らず世間にも疎く、善悪や物の道理が分からない子供のような攻めが優しくて真面目な普通の感覚をもつ受けに一途になる様が最高だった。あと、受けが冤罪に加えて、妹の離婚に家族の引っ越しや詐欺で精神がボロボロになっていくのは見ていて胸が締め付けられた。
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一途な愛に涙しました。
ネタバレ
2021年1月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 喜多川という男が愛しくて、とにかく胸が熱くなり、何度も何度も読み返しています。堂野には、喜多川の出所に迎えに行ってくれていたら…と複雑な感情もありましたが、最後には喜多川を愛して幸せにしてくれたので、やはり感謝かなと思います。そして、ここまで一途な愛を読者に見せてくれた喜多川に有難うです。
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執着攻めが愛おしい
2021年1月7日
刑務所で出会う2人というあらすじを見て、読み始める前は木原先生お得意の極悪キャラが主役なのかなと思っていましたが、全然そんな事はなくて、主人公2人とも純粋で騙されやすい男でちょっとびっくりしちゃいました。
2人が愛し合ってから結ばれるまでがかなり長くて、その間に2人が失ったものは多すぎて涙が止まらなくなりました。
かなり長いので読む前は不安でしたが、読み始めたら一瞬です。バッドエンドでは無いけども登場人物のほとんどが不幸になってしまい胸が痛くなりましたが、それでも本当に読んで良かったと思える作品でした。
衝撃的‼️
2020年12月27日
たまたまこの本の存在を知る事ができて本当に良かったです。ずっとラストが気になって一気読みしました。切なくて感動しました!
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この作品に出会えたことに感謝
2020年9月20日
続きが気になって気になって、休日家に籠って一気読みしました。ラストを早く知りたいけど終わってしまうのが悲しい、そんな気持ちで読み進めました。

もともとBL小説なので、攻め受けが決まっていて、性描写(描写少、露骨ではない)があって、相手を一途に想い続ける‥というBLの型にしっかりはまっています。ですが恋愛もの、と称するよりも人間愛や人の愚かさを描いた人間賛歌の物語といったほうがしっくりきます。正直、女性キャラクターの描きかたがちょっと雑かな‥とは思いました。が、その一方で、脇役のおじさん達が魅力的で、そのぶん主役ふたりの異質さが際立っていて構成が上手いなぁと感じました。


終始、喜多川の純粋さ痛々しさひたむきさ危うさ、崇文の優しさゆえの残酷さ弱さ愛情深さに圧倒されっぱなしでした。この作者さんにドはまりしてしまいました。
読み応え抜群。BLの枠を超えている。
2020年9月1日
木原作品って群を抜いて読み物として面白いけど、痛いと評される作風なので注意は必要。今作も「痛い」と「愛しい」のエッセンスが渾然一体となっている。痛いのが全く駄目な人には勧めないが、個人的には5本の指に入る作品だし、深い魂の萌えもあるし、同時にBLというジャンルを飛び超えた或る人生の話でもあって、やっぱり最高の一冊。完全にお値段以上です。
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一気読み
2020年6月5日
受は愛情深く優しいし、攻めは純粋です。設定も刑務所からはじまるし好みはわかれるとは思いますが読んで良かった。一気に読みました。愛について、幸せについて考えさせられます。講談社版には無い「なつやすみ」も是非読みたいです。
切ない
ネタバレ
2020年3月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 講談社文庫ですが、BL小説です。人間関係のドロドロとした部分も出ていて、単なるBL小説という感じはしませんでした。切なくなる描写もあって、深い話だと思います。
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注!BL誌版と違い、後日談が入ってない!
ネタバレ
2017年1月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ こちらの講談社文庫版ではなく、BL誌Holly NOVELSの方で、続刊の檻の外と併せて読みました。

そちらで2冊、書き下ろし後日談も全部読んで、すーっっごく良かったです!
(星5はBL誌の方で2冊併せて読んだ評価です)

BLだけどBLとは思えないほど読み応えとテーマで、読者層を選ばない作品。
読んだ方は絶対に、その後の話も全部読みたくなる!
(なので文庫版ではなく、後日談収録のHolly NOVELSの方が確実です)

内容の感想については、Holly NOVELSの方でレビューしてます。
こちらでは違いの可能性についての案内をかねての投稿です。

<文庫本の注意>
*前回、作者さんの有名作美しいことを買うにあたり散々調べましたが、読者投稿で講談社文庫版では(少し?)改稿がある、後日談の収録がない、という情報がありました。
講談社文庫は一般書なので割安にはなりますが、私は元のBL誌掲載文で&後日談も確実に全部読みたかったので、作者さんの作品は全てHolly NOVELSで買うことにしました。
本作品では元のBL誌と文庫版の違いは調べてません。

*試し読みの目次情報:
この文庫版には檻の外も目次にあるようですが、Holly NOVELSの檻の外には表題作の他にさらに後日談が2タイトル収録されており、その後日談タイトルはこの文庫版の目次にはありません。
この後日談2つがすーーーっごく良くて、話のラストを恋愛的にも人生ドラマ的にも良い結びにしていました。
後日談もぜひ読んで欲しい!

*個人的結論:
おそらく文庫版は一般書なだけに、BL臭が少なく読み終えるようになってるのでは?と思います。
たとえ文章が全く同じでも、文庫版だけでは続刊檻の外収録の後日談2つはおそらく読めない。
そして、この後日談2つが読後の満足感が格段に大きい上に、よりBLぽくもありました。
BLとして読むならはじめからBL誌版2冊で読んだ方が、無難ではないかと思われます。

*いずれにせよ、どちらの出版社で買うかは各個人で違いを吟味しご判断ください。
いろいろ考えさせられる作品
2015年8月2日
世の中の様々な悪いことについて問題提示しながら話が進んでいきます。そしてこんなにも一人の人を愛し続ける事が出来るのかと驚かせられる作品です。
少し大人に
2020年3月16日
甘い話や子供っぽいはなしばかり読んできたので少し大人になった気分です。
攻めの直向さがストーカーすれすれで少し怖いけどいじらしいと思います。読んで
良かった。
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切ない
2015年8月23日
1つのストーリーを3つの短編で構成されたBL小説です。
何気なく、無料立ち読みをしたのでBLだとは思わなかったのですが、過激な描写がないと思うので、(Hシーンありですが)苦手な人でも読めるのではないかと感じました。
ただ一人の人に対する純粋な愛に、涙してしまいました。
大まかに書くと、刑務所の話、探偵の話、その後の話、
となります。
最後の話で、それは必ずそうでなければ成らなかったのか、と私は感じてしまいましたが、ストーリーに引き込まれ一気に読んでしまえます。
気になる方は、是非オススメします。
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とっても魅力的で引き込まれましたが、、、
ネタバレ
2023年5月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 物語は素晴らしく、引き込まれ、この本にしかない魅力がありました。
夢中で読みました。
非常に個人的な感想で申し訳ないのですが、
私は子供がいる母親なので、どうしても子供に感情移入してしまいました。
最後の最後、物語なのでフィクションとして子供を亡くしてしまうのは仕方ないとしても、我が子以上の存在など、絶対に存在しないので、主人公に全く共感できませんでした。
我が子を失えば、この世のすべてを持ってしても代わるものはありませんし、ましてや愛や恋なんて絶対に出来ません。
時間が経てば少しずつ悲しみは癒やされてゆくのかもしれませんが、、、直後はない、絶対にない。
男性だったらあり得るのかな?このお話を書かれた作者様は男性?お子さんはいらっしゃらないのかな?
と最低ながら読了後まず思ってしまいました。
あくまでも物語、そういった意味ではどんな作風もアリな私ですが、どうしてもどうしても子どもが関係してくるとダメなんです。
申し訳ありません。本当に素晴らしい作品だと思いますが、読んだことを後悔しましたし二度と読みたくありません。
あまりにも登場人物が魅力的で、心から二人が幸せに結ばれることを祈って読んでいたので、もっと子どもが関わらない方法で幸せになってほしかったと心底思ってしまいました。
結末以外はあまりにも素晴らしかったので残念でなりません。
読了したのは半年以上前なのにレビューを書く気力もなく、本棚を見るたびに思い出し心のなかで悶々とする日々だったのと思い切って正直にレビューを書いてみました。
私個人の感想です。長い苦労をかけて作られた作品を批難するようで本当に申し訳ありません。
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作家名: 木原音瀬
出版社: 講談社
雑誌: 講談社文庫