ラ・カンパネラ
」のレビュー

ラ・カンパネラ

渡千枝

懐かしい作風。

2021年1月9日
現代の感覚で読むと少し物足りなさを感じる人もいるかもしれませんが、アラフィフの私には刺さりました。そうそう昔はこういった作者さんの「伝えたい」という気持ちに溢れた作風の漫画が多かったよなあと。うまく表現できませんが、こういう漫画にしたら売れるだろう評価されるだろう的な打算の部分を感じさせないというか。現代の漫画はスケールは大きいけれどゲーム的で背後にやはり拝金主義の人間たちが透けて見えてしまうのです。まあ読むほうの私が大人になって薄汚れてしまっただけでしょうけど(笑)。当時のピュアでSF好きだった少女の私が夢中で読んだ時代の作風でとても懐かしかったです。そして、こういうのがとても好きだと再確認しました。
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