青春の等身大

『ハジける肉体ムラつく青春』
これはあらすじの文章ですが、そういうTHEストーリー無しのエロ漫画っていう内容ではなかったです。

一夏の出来事を丁寧に書いていて、特にカナヅチの魚住の描写や初めて水に浮いた感覚がとても伝わりやすかった。
『そうそう！泳げない→浮けた！って、こんな感じ！！』と嬉しくなるくらい。
ここが良いから、モノローグやセリフで多くを語らなくてもその後BL展開になっていっても "あぁ、そうだな" としみこんできた。

割とエロ多めで(麗人だから、っていうレーベル都合もあるのだろうけど)勘違いされそうだけど、もっと長くストーリーを読みたくなる繊細な部分のある作家さんだな、と思いました。