最後の一夜のはずが、愛の証を身ごもりました~トツキトオカの切愛夫婦事情~
」のレビュー

最後の一夜のはずが、愛の証を身ごもりました~トツキトオカの切愛夫婦事情~

葉月りゅう/蜂不二子

面白くて一気読みしました。

ネタバレ
2021年1月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインに共感しながら、一気に読んでしまいました。Webで読んだので、書籍版と少し違うかもしれませんが、大筋でストーリーに破綻もなく、読みやすかったし、面白かったです。でも、設定にいくつか疑問点がありました。おそらく、お話を進めるための仕方の無いことで、作者様も確信犯なのでは?と思いますが、もう少し理由付けがしっかりあったら、ここまでもやっとしなかったかもと思いました。くどくど理由付けをすると、肝心のストーリーが面白くなくなる可能性もありますが。
一番気になったのは、ヒロインが離婚を切り出すまで夫婦関係が無かったこと。政略結婚だけど契約結婚という訳でも無いから、普通に関係を持つなり、持たないならその件を話し合うなりするはずだと思うのですが。特に話し合うこともなく、ヒーローは「そのうち好きな男のところに」とか思っているのは、いくらなんでも非常識でしょう。ヒロインに不倫させるつもり?また、会社の上司の娘と結婚して、家同士の繋がりもあるのに、子供とかどうするつもりだったのか?全てヒロイン任せのつもり?だとしたら、良い歳してさすがに痛すぎでしょう。無意識でも、ヒロインを家政婦扱いして、仕事は出来ても正直クズだなと思いました。ヒロインはそれでもヒーローが好きだったのでしょうが。
お話自体はヒロインが離婚を切り出すところから始まるし、そこからのヒーローは好きなのですが、だから尚更、その前の不器用と言うより無神経な状態のヒーローに腹が立ちました。
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