このレビューはネタバレを含みます▼
一時期推理小説にハマって読み漁っていた中に、シャーロック・ホームズもありました。派生作品や映像化作品も数多見て来ましたが、モリアーティー教授側の視点、作品は初めて出会った気がします。数ある派生作品で必ず対峙する人物としての教授の描写はあれども、そのバックボーンは描かれることは(自分が知る限り)皆無ではなかったのではないかと。
教授を主役とすることで、何故彼は悪の道を進むことを選んだのか、という新しい切り口なifがあり、暗躍していた教授がどの様に活躍し、そしてあの有名な滝のシーンへと至るのか、続きが非常に楽しみで慨刊を大人買いしてしまいました(笑)
何故今までこの切り口の作品がなかったのかが不思議なくらいです。
ホームズとの絡みもそうですが、シャーロック・ホームズ側の人物描写も丁寧で、原作を知ってる人でもニヤリと出来る作品じゃないかと思います。