「子供を殺してください」という親たち
」のレビュー

「子供を殺してください」という親たち

押川剛/鈴木マサカズ

正に社会問題

ネタバレ
2021年1月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 家庭とは社会の元でもあり、個人とは社会を構成する根源でもある。
精神疾患と一言でいっても無数にある。時間を経て理解が深まるものや未だに解明さえもされず放置されてるものも…。
病識がある方から無い方まで、御本人さんにも当然、人権もあり意思もある。病識が無い方をいかに「説得」し、施設等への移行に誘導するのか、様々な症例を描写しながら描かれたヒューマニズムを題材にした作品です。
我々も他人事などと無視出来ない内容だと思いました。

原作者さんである押川さんの筋の通った姿勢と意志に尊敬いたします。
いいねしたユーザ5人
レビューをシェアしよう!