まほろばデイズ
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まほろばデイズ

ちしゃの実

ふんわり繊細な絵が奈良まほろばによく合う

2021年1月22日
少し前のクーポンで作者さん買いです。今まで読んだ作者さんの作品の中で一番好き。鹿が神様の使いとして祀られてる奈良のまほろばを舞台として、神使の跡取り鹿の白羽(鹿なので角がある)×代々神使に仕える家の拾われっ子で鹿せんべい見習い職人草介。草介は幼なじみの白羽に懐かれ好かれて嬉しい一方で、自分の境遇を理解していて深い仲になろうとはしません。草介の額に残る傷跡は10年前のある出来事と結びついているようで、その理由を探ろうとします。ふんわりとした絵の線が、奈良の神社と鹿の神様の幻想的なお話にとてもよく合っていました。
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