このレビューはネタバレを含みます▼
セールにて。タイトルそのままに、猫の様にのらりくらりふんわりしたお話でした。気まぐれに信一郎の所にやってきては、またフラリと出ていく雪。そんな雪ですが信一郎の事を好きなのは一目瞭然。母親や育った環境のせいでしょうが、他の男性とも普通に関係を持ち、雪の中ではその事に関して良いも悪いもなく、何かを得る手段とすることも。最初からそんな雪なので、信一郎が雪に特別な気持ちがあったとしても、平気で他の男性の所を渡り歩く雪に無意識に後戻りできる距離で接しているのかなとも思いました。駆け引きと呼ぶには不器用な、本気を見せる正直さも足りないような、そんな人たちの集まり。雪は信一郎に欲しかった言葉をもらえて、晴れて外ネコから家ネコに。遊び歩かないようにするのは、信一郎が1から教えてあげればきっと大丈夫。ていうか、早く誰かきちんと教えてあげて・・雪はきちんと諭せば守ると思うのに、とずっと思いながら読んでました・・。奔放さを野放しにしすぎていて私はハマらずで☆3.5です。