このレビューはネタバレを含みます▼
元華族の令嬢 千鶴は使用人として働いていたが、ある時疫病が流行り、死神へ嫁入りすることになります。悲しみと恐怖の中、死神 八雲の元を訪れますが、八雲には嫁などいらないと突っぱねられます。千鶴はもう帰る場所がないと八雲の世界へ連れて行ってもらいます。死神は死を呼ぶ神ではなく、寿命が来た魂を迎えに行き、あの世へ送る役目の神という設定が面白かったです。それによる誤解や人々からの見当違いな依頼や謂れのない誹謗中傷を想像し、千鶴が一緒に「仕事」に同行する場面に興味津々でした。でも後半は八雲と千鶴のラブがメインで、八雲が急に積極的になり、TLの流れになっていきましたが、これもあっさりで駆け足な感じがしました。二人にはもっとじっくり愛を語らって欲しかったし、もっと死神様の色々な仕事のパターンを見たかったなあという感じでちょっと残念でした。