このレビューはネタバレを含みます▼
アニメ化をきっかけに最近読み返しました。夾くんと透くんが大好きだし二人とも過去にとても可哀想な立場にあったので、最後に結ばれて幸せになったのは本当によかった。今日子も勝也の話もとても好きです。
でも最後にほぼ全員がカップルになるのは作者のやっつけ感が感じられて微妙。。
あと、十二支の頂点である由希くんが、憧れていたという夾くんの幽閉や差別されてることについてどう考えているのか、ほとんど描写されていないのは物語の流れとしてはとても残念でした。
夾くんは猫憑きだから家族が不幸になってみんなから蔑視されて将来幽閉が決まってるからこそ、頂点の由希くんに一方的に恨みをぶつけていたんだけど、由希くんのほうからも夾くんに対して憧れからの反動で嫌っていた、
鼠と猫としてのその関係性が最後まできっちり描かれていないところがこの作品の最大の欠点なのかなと思う。
当時と違って、大人になると物語のけ欠陥が見えやすくなり、見方がやや辛口になってしまいます、すみません。