罪と罰
」のレビュー

罪と罰

落合尚之

原作を読んでいないが、

ネタバレ
2021年1月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 原作は読んでないのだけれど(手塚治虫版はむかーし読みましたが)原作を読んでみたくなりました。
原作読んだ方の評価はきびしいですが、読んでない私には素晴らしい作品です。

こういう練りこまれた作品は何度か読むうちに理解が深まったり疑問が出てきたりと、その都度作品への評価にぶれがでてきたりするものですが、今現在の気になる点は:
最後に主人公が至った境地が急過ぎる気がする/
首藤の最後の選択は理解できない
です。
首藤の選択、現実に首藤のような人間がいたならば、彼が本当に選ぶものとしてむしろリアリティがあるのかもしれない。しかし、人間に興味があるという理由などで裏社会に入った首藤には、41年という年月では見切れない人間というものを追究し続けて欲しかった。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!