このレビューはネタバレを含みます▼
初読み作家さん。
ヤラシイ表紙と思ったら序の口で、一人の男性凛(少年〜成人)から甘い汁を吸う下衆な人達がウンザリする程不快の中からの、その彼の未来を感じる救済愛でした。
DK新(17)×デリボーイ凛太郎(28)の話。
5歳から少年愛モノのキッズモデルをさせられ大ブレイクした後ウリ専落ちした薄幸凛太郎。ただ愛されたいだけなのに、自分の価値の賞味期限に縛られもがく痛々しい凛太郎の前に現れた秀才DK新。性癖を親に否定され悩む中、自分同様親に抑圧される元モデルの凛に執着していく新のブレない純愛が素晴らしい◎
途中、下衆な元彼に捕まり凌 辱されるシーンが酷すぎた。
そこを超えて新と凛の二人が求め合う相互救済には胸が熱くなり、外のデートに照れる初々しい凛が救われてホント良かったと思えた話。
新が未成年だった点が心残り。