数字で救う! 弱小国家
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数字で救う! 弱小国家

えかきびと/紅緒/長田信織

これからというところで完結

ネタバレ
2021年2月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 6巻完結まで。

面白くはありません。多分面白いのはこの後のストーリーだと思います。

合理的で素晴らしい軍帥がいても、それを理解し遂行する人間がいないと何もできません。そのうち上手くいくんだろうなと思いながら読んでますが、なかなか上手くいかず、イライラがつのる作品です。なんとか戦争は終わらせて、これから内政ですが、基本的に同じ展開です。

得てして頭のいい人は、頭の回転が速すぎて、理解できない人を置いてきぼりにしがちで、説明するのにも難しい言葉を使ったり、かいつまんだつもりで変な例えをして余計にわかりにくくしてしまったり。

これは頭がいい(と思ってる)人のボキャブラリーが貧困な為、万人に理解できる言葉に置き換えられないことが原因なのですが、それが理解出来ていないために、相手をバカにして敵を作ります。

主人公はその典型的なタイプですから、この主人公を好ましいと思う人は限られると思います。

でも内政を頑張って国を発展させる系の話はそれだけで面白いので、その1点でのみ、早く先を読みたいという気にさせてくれる作品でもあります。

時折挟むエロは、主人公と周りの噛み合わなさから来るイライラを和らげる効果はあると思います。

と思いつつ6巻まで読み、原作はまだ続いていて、これから国が発展していくところで打ち切りという、またしてもノベルの宣伝というオチでした。

とても人には勧められないので★2つにしておきます。
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