調教は媚酒の香り
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調教は媚酒の香り

砂床あい/小山田あみ

奇跡のマリアージュ

ネタバレ
2021年2月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人から虐 待を受けていたMの潤音はSM愛好者サロン、アントレヌールの主であるQ(クイーン)からワイン王と言われる宗司に預けられます。潤音は宗司の元で突出した能力を発揮し、ワインの専門知識を吸収していきます。ドミナント(支配者)とボトム(奴隷)という関係ですが痛々しいことはさほどなく、純粋で濃厚な愛情で結ばれた2人は1つの存在のように調和していきます。あまり態度に表しませんが、その実は宗司が潤音をとても大切にしているのがよかったです。ワインの知識はありませんが興味深く読めました。服従を演じることで快楽を得る偽のM=エゴマゾなどSMのこともちょっと理解が深まったような。2巻ではQの過去のお話もありました。Qのすべてをさらけ出す相手というのはどういう人物なのかすごく気になります。ぜひ続きかスピンオフでやっていただきたいです。小山田先生のイラストもよかったです。
1巻 2013年4月 2巻 2015年12月。
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