秘虐の花嫁
」のレビュー

秘虐の花嫁

遠野春日/サマミヤアカザ

ラストと冒頭で全然世界が違くなる

ネタバレ
2021年2月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ この作家さんは痛いテイストのものは結構痛く書きますよね。
でもラストが幸せになったりするので、毎回その事忘れちゃうw
視点はコロコロかわります。読み応えありますー
中にイラストはありません。
今回も人によると思いますが以下の地雷ポイントがあります。
★輪カン、痛そうな玩具攻め(乳首ピアスや尿道せめたり)、モブレ、攻めが多妻だし子持ちだし(しかし、受と関係?してからは女性と絡みなし)、女装
など。
とにかく痛いし、残酷な仕打ちが多い。怪我しまくり。

皇帝であるヴァシル(27才)は自分のアイシス(18才)への気持ちを持て余し(恋愛経験なく、義務で妃を迎え子どももいるがどの妃にも興味がなくキスもしたことない)、初夜から冷ややかな態度で、侍従に準備をさせ、自分は挿れるだけ入れて、はい、終わり。
アイシスは弱小国出身なので何されても文句の言えない奴隷のような立場です。
ヴァシルが見初めて嫁にしたけど、男妃は初めてだし、そもそも、ヴァシル自ら望んだ妃はアイシスが初めて。
皇帝という立場上甘い感情は出せないし、プライドも高いし、そもそも自分の気持ちに気づいてないので、とにかくアイシスにらしくなく執着する自分を宥めるため?アイシスを他の男たちに陵 辱させます。
初夜以降自らは一切手を出しません。
しかし、深層心理がそうさせるのか一対一で甘い営みをさせるのは許せず、媚薬を使って必ず複数人にアイシスを乱暴に犯させます。
すごく前半可哀想なんです。
ここまでやらなくても…と。
ちょっとここまで辛くなければ☆4なんですがw
そんな中、ヴァシルの親戚で親友のオレストがアイシスに興味を持ち、ヴァシルははっきり独占欲や嫉妬を自覚していきます。
これまでは立場やプライド等から別にアイシスなんて…って感じのスタンスでしたが、オレストに請われてアイシスを渋々抱かせている途中に嫉妬心が押さえきれず初夜以来になる行為をアイシスにします。
しかも初キスまで。
この夜をきっかけにヴァシルはアイシスを誰にも抱かせず自ら抱くようになります。
アイシスは複雑な育ちからどんな目に合っても自分を見初めてくれたヴァシルを慕っていたので…
そしてどんどん初々しくなっていく2人w
ただこの後オレストの本気が暴走したり、他の妃たちの嫉妬が爆発したりでアイシスには散々な展開が待ってますが、ラストはどうしたヴァシル?ってくらい甘々なハピエンです!
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