このレビューはネタバレを含みます▼
想像を遥かに超えた素晴らしい漫画でした。出会えて感謝!!!全巻読むべし。人間は固定概念に縛られて生きていることがよく分かります。自分の心の狭さを痛感して、心臓をナイフでぐりぐり抉られるようです。表紙とタイトルからして、青年漫画でありがちの学校サバイバルでグロい意味フななやつね?とか思ってしまいました。もちろん全然違いました!すみません!土下座して謝りたい!刺さる言葉がたくさんあって勉強になります。勉強というより反省かな。「ミステリーというなかれ」が好きな人は絶対好きですね。そして高柳先生がミステリアスで素敵です。憂いを帯びた表情なキュンです。彼の過去が気になります〜。世界的にコミックというと子供が読むもので、ヒーローものかキャラクターもの。日本の漫画もそういう物が多いけれど、とんでも無く裾野が広くこうした文学にも勝る良作がある。作者様は天才です。漫画のおかげで子供でも気軽に知識と視野を広げられる。これが日本の漫画文化の良いところだなぁと一人で漫画論まで繰り広げてしまいました。あと絵柄が男性作者かと思ってしまいたしたが女性でしたね。あとがきのおばさんのお話を読んでまた涙。。。
新巻読んで追記。何巻読んでも毎回自分のガチガチの先入観に気付かされます。本来学校の先生や顧問というのは、よほどの人格者じゃないとなってはいけないよね。固まる前のセメントに消えない痕を残してしまう。もしくは高柳先生のような人が学校に1人いれば、どれだけの子供をどれだけ解きほぐしてげられるのだろう。子育て真っ最中ですが、数々の気付きを忘れずにいたいです。