息をひそめて、恋を
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息をひそめて、恋を

かむ

血の繋がった実の兄弟、執着と覚悟

ネタバレ
2021年2月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 年子の実の兄弟、優等生の弟・慧司×落ちこぼれの兄・和志。元々上巻分が単巻で出ていた作品ですが、続編に当たる下巻と併せて上下巻で再発行。単巻の方を読んでいたので続編目当てに購入。単巻に収録されていた描き下ろしはこちらには入ってません。中学受験に失敗して母に責められ、弟に失望されて(と思い込んで)、家族と距離を取っている和志。上巻でくっついて下巻はカミングアウト編。慧司は二面性を出したいんだろうけどキャラがブレて見えるかなー。無理に事を進めて強引に相手に自覚させるやり方は効率重視と言うんだろうか。でも終わり方は結構軽め。もっと慧司のヤバさを全面に出してたら違和感なかったかも。和志が見事に誘導されまくっててしっかりしろ!と言いたくなったけど、慧司が舵を取った方がいい二人ではあるかな。いろいろ突っ込みどころはあるけど続きが読めたのは嬉しかったので星4つ。
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