このレビューはネタバレを含みます▼
容姿の美醜でうんぬんより運が強いか否かって話みたいでした。昔の漫画だからスマホがないんで手軽に録音録画できないから雪乃のザルな計画の犯行でも証拠がとれないとはいえ犯罪を犯しても警察等による法的な追求がなにもなく雪乃がやりたい放題でスリルに欠け、主人公へ罠を仕掛けたときは主人公は強運ですり抜け不運な雪乃が自業自得になる展開は何回も繰り返されると読む時の緊張感がなくなりました。雪乃の過去が凄惨であればあるほど自分の欲望のために手段選ばない悪人になるという説得力にはならないと思うので雪乃が男たちから受けるこの仕打ちの設定は必要なのか?と思いました。自分を傷つけた男たちひとりひとりに復讐するならわかるけど、全く関係ない主人公家族への逆恨みとかに憎しみの矛先をぶつけてて憎しみの原因と復讐の方向性がちぐはぐで雪乃の苦しみが胸に迫ってこない。甲斐はイライラする。ラストの主人公全裸は本当に意味がわかりませんでした。