左右読む順番の個人的見解(右)





2021年2月23日
前作『錆のゆめ』上下を読んで「かわいい、癒やされる。重くて深い、愛の話!」という感想を持った方はどちらから読んでもOK。前作を読んで「えぐ……怖……BLでこんなしんどいもん見せるなや怖すぎやろ(好き)」という感想を抱いた方で、「もっともっとしんどい気持ちになりたい。『錆のゆめ』の魅力はしんどさ&狂気でしょ」という方はとしおさんとしんどおのまったり可愛らしい(ふうに見える)日常パート「右」から読むのをオススメします。【ここから若干のネタバレ】新しいお友達や、二人のラブすぎない家族のような遣り取り、そしてちょいちょい垣間見える、ジャパニーズ・ホラーのようなじっとりした恐怖感。「左」は、その垣間見えていた違和感や恐怖、しんどさ、辛さのエピソードが入っています。右でまったり楽しんだ後、左で「ちょ……これって裏でこういう話を経てあのほのぼのを装った話(「右」)なのかよ……」としんどさを倍増させるシフトで、「右」→「左」がおすすめ。

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