このレビューはネタバレを含みます▼
77ページにこれだけギュッと詰め込まれて、すごく濃くて(ストーリーが。BL的描写はライトです)、得した気持ちになっています。おばあちゃんが亡くなったときのお兄ちゃんの気持ち・・ドキッとしました。「ホッとした」なんて言いたくないけれど、確かにどこかでホッとしてしまった自分がいたな、分かるなお兄ちゃんの気持ち・・と。そのことに罪悪感だけをもつお兄ちゃんは、本当に優しい。と、そんなところに1番共感していました。弟の回想のように流れるストーリーでしたが、お兄ちゃんとなな君の物語もちゃんと描かれていて、うれしかったです。頬染めて、涙浮かべて、可愛すぎる。弟の妄想では、お兄ちゃんが攻めっぽかったけど(私もそう思ってました)、実際は違ってて、「おぉ!」となりました。それはそれで全然ありでした。「ノットイコール」や「媚シリーズ」とは違ったテイストですが、改めて好きな作者さんだなーと思いました。