このレビューはネタバレを含みます▼
数年前に既刊まで読み距離を置いていたのですがブームなったこともありネタバレされるのがイヤで今更ながら最終巻まで読みましたが面白さがわかりませんでした。絵は世間で言われているより画風なだけでむしろ上手だと思いました。
なんとなく打ち切りマンガのような終わり方だなと感じました。勿論人気があったのでそんなことはないのはわかっているのですが作者さんは抱えきれなくて放り投げたんじゃないかなと勝手に推測します。
ストーリーとしても最初は家族の絆がテーマでも違和感なかったですがひたすらそれを推されるとうんざりします。初期の頃は回想やモノローグばかりで伏線がなく人がばたばた死にまくる後半になるまて読むのが苦痛でした。話と話の小話で出しているエピソードで補完しましたが本来なら足らないエピソードもストーリー的に多かったように思います。岩柱の所から消えた善逸の兄弟子の話が特にそう思いました。あそこはマンガで表現して切腹への重みを増すべきだったんじゃないかと。ぽっと出のキャラが鬼になって切腹されてもなんの感慨もないです。伏線と思えるものがほぼなく後出しが多い作品だなと思ってしまいました。納得いったのは13個目の型くらいです。
禰豆子が可愛いのとキャラの見分けがつかないなんてことが一切ない描き分けの上手さは素直に関心しましたので★4です。
個人的にストーリー展開は他の作品の方が素晴らしいと思いますがキャラデザがとても優秀なのと普段マンガを読まない方に人気なのだなという印象を受けました。