半身のままでは生きていけない2人のミツオ





2021年2月26日
「同級生」シリーズがメインカルチャーだとすると、こちらはサブカルだと思います。(あくまで明日美子先生の作品の中で私が感じる印象です)そんな明日美子先生のサブカル的作品の中でも、描写がまだやわらかい方だと感じてしまう私は、まあまあヤバイ方に傾いているのかもと思ったりします。特に、最終話はぬるい感じがしてしまいました。というか、中盤の痛みが良かったので、あっさりに感じてしまったのかも。高校生のときの彼女との場面(彼女にシャワーを浴びさせない理由に震えました)、桃を食べながらのDVD鑑賞、主人ミツオへの犬ミツオの狂った執着の現し方は、さすがとしか言えない。明日美子先生の描く世界は、自分の趣味嗜好に合っていようが合っていまいが、目を離せないし、心臓がギュッとつかまれたままだし、どうしようもないです。とにかく、その世界を知りたいと思ってしまいます。追記:これ、映画になってるんですね!びっくりです!

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