僕しか知らない君のナカ。【描き下ろしおまけ付き特装版】
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僕しか知らない君のナカ。【描き下ろしおまけ付き特装版】

霧原すばこ

5巻まで読了

ネタバレ
2021年2月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 設定も展開もベタ、登場人物達の反応や思考回路もベッタベタなんですが、それなのに退屈も飽きもせず読ませてくる作品です。まず絵柄が安定していて、とっても綺麗です。また、出てくる人達全員、人間味があって素敵な人ばかりなので安心して読めます。特にヒーローとヒロインが人としての土台がしっかりしているというか、波乱があっても変なこじれ方はしないだろうと思えるので、読んでいて疲弊しません。付き合いたてでいきなり遠距離(しかも沖縄!)とかTLなのにどうするんだろうと思いましたが、さすがこの2人なだけあって、見事にこの状況を乗りこなし、そういえば遠距離だったっけと思うくらい順応している気がします。こんな感じで疲れている時でも読めるのに、かと言って物足りなさは全くなく、読後は潤いチャージ完了できる便利な作品なので重宝しています(笑)
主人公の真希が古風というか、反応が過ぎるくらいウブなのですが、そんな彼女を幸弘は、欲望を小出しにしながらジワジワと確実に調教しているので、彼には相当なS気を感じます。めっちゃ遠慮がちにお仕置きとかしている様子に愛を感じて、思わず微笑んでしまいます。そろそろ結婚して完結かなと思っていたけれど、その前に同棲というイベントが入って、もう少し続きそうな感じ。5巻で新キャラ出てくるとは思わなかったです。6巻も楽しみです。
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