地獄楽
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地獄楽

賀来ゆうじ

引き込まれて目が離せない。

2021年3月1日
宛字や中国読みの漢字がやたらに多く、天仙という敵キャラ達の名前と顔が覚えられないまま、また意味が整理しきれないまま読み進んだけど、戦いの動きの巧みな描画表現や言葉語りの魅力にグイグイ引き込まれて止まりませんでした。いよいよクライマックスの新巻待ち。皆生き残って欲しいと祈る気持ちで続きを楽しみにしています。
それにしても、久しぶりにハマりました。
常に死と隣り合わせで五感をフル稼働していないと生き残れないような過酷な命のやり取りの世界から自分の現実生活に戻ると、なんと平和で安全な時代に守られ、甘やかされ安穏と暮らしていることか。感謝するとともに、だからこそこの物語のようにギリギリのところで闘い続ける人物たちの姿が魅力的で、少し悲しくヒリヒリする刺激にパワーをもらえて病みつきになるのかもしれません。
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