このレビューはネタバレを含みます▼
ライトノベルというジャンルを最近知ってこの作者の「君が好きだから」、その続編に続きこの「リップスティック」を読んでみたけれど、この世界観、もうお腹いっぱいな感じ。
やたらめったら素敵な男性に何故か溺愛されちゃう割とどこにでもいる感じの普通めの女の子…っていう基本設定は多分作者のどの作品も同じような流れなんだろうな(苦笑)。これ以外は書きようがないと言えばないか…
内容も何も特にあったものではなく、夢のようなラブストーリーと同じ表現で繰り返されるちょっとエロいシーン。完全に軽いノリで読める読者のニーズに迎合した娯楽小説、これがいわゆるラノベってヤツか〜
この「リップスティック」、無意味に長い!全編通して主人公の女性が子供っぽく優柔不断。全然素敵な女性じゃないし成長もしない。2巻は結婚式のドレスを決めかねる様子に終始する印象にうんざり。正直「いつまで迷っとんねん、アホか」と本を投げた。
彼女が一度の別れを経験してもっと大人の女性として成長していく過程とか期待したけれど、どうやらそこはたいして重要なポイントではないようだった。
そして主人公の2人が絆を深めていくような決定的な事件や事柄が何か起こったりするわけでもない。
エロいシーンも表現が画一的で飽きる。最後の方はイチャコラ始まったら流し読みしていた。
でも娯楽小説だから、こういう需要もあるんだろうからこれはこれでいいのかな。
私がメインターゲットの年齢層から著しくはずれていたのかもしれないということで。
でも、作者にはいつかもっと読む者が胸をかきむしられる様な恋の話を期待して星2つで。