このレビューはネタバレを含みます▼
買って損なし。すごいこれ。やばい。時間なくて購入はだいぶ前にしてたけど、やっと読んだのですが、もっと早く時間作ってよみたかった!!ってくらい読みごたえあった!
リードの愛してるけど先の見えない不安定な立場をおそれる気持ち、初めて本当に人を愛したリケルメの優しいようで賢王だったからの知らず傲慢な愛し方、若さと持ち前の気性ゆえの他を捨ててでもとのストレートな愛情を向けるラウル。
作者オリジナル小説初作品とかまじか!天才すぎるってなりました。
リケルメー!ほんと他の人が書くように、リケルメに持ってかれるーーー!初めて人としての他人に向けた執着を伴う愛情…大切過ぎて真綿でくるむように愛してたのに、それがリードには真綿でゆっくり首を絞めてるみたくなってたのがもう切なくて。こんなにも愛してるのに賢王ゆえに失うとかつらいよー(>_<)ifルートでリケルメエンドも読みたいよう(´;ω;`)でもこれありきの読みたいなんだよね!王妃であるマリアンヌや側妃とかのことも心情を理解し、リケルメが王であることも慮るリード本当に聖人か!まぁ本当はわかるからこそ苦しんでるのな切ない。
だから王妃も他の側妃もリードを好意的に見るんだけど…嫉妬し嫉妬されとかよくある後宮の浅い話じゃなくて、寵愛無いならせめて身籠らなければ自分の価値と悩むグレース、それを理解してアドバイスして妊娠促すながれ…ほんと聖人かよ…ってなるけど、そーよね…リードだって嫉妬も羨望もあるよね。子供だけでもって女性は思えても、リードは男だからそれもない。本当にリケルメからの愛しか無くて…もう色んな要素が切なかった。リケルメとの対比でラウルとの幸せが輝くのだけども、リケルメに8割持ってかれる読後感( =^ω^)リケルメらしくない考えで入れてしまったレオンも、結局は良い子で、なんかもう切ない。誰かと語りたい。もう読んでよかったです。続編もとっくに購入済みなので、近いうちに時間つくって読まねば!!